用語紹介(魔石・エネフの大穴)
「魔石」
カルディア西部、エネフの大穴周辺で採掘される稀少資源。なお、エビア大陸北東部のワシュワ、東部のセルフォニアの一部でも採掘されるが純度は全く比較にならない。硬度はかなり低く、ナトリウムやマグネシウムといったアルカリ土類金属より柔らかい。どちらかというと金属より粘土に近い。
石には多量の魔力が詰まっており、これをエネルギー源とした動力開発が進んでいる。本編で出た「魔動車」もその一つであり、カルディアでは量産に向けた動きがある。ただし、極めて高価である。
魔石自体も稀少であり、1kg当たり1000万オード(日本円換算で2000万円)と極めて高価である。なお魔動車には約300g相当の魔石が必要であり、航続距離は約700km。つまり維持費だけでも相当なものである。
魔石自体は基本的にそれほど有害ではない。ただし融点が低く、液体になると揮発性を持つ。この揮発した気体こそが「瘴気」の正体である。瘴気は極めて有害であり、放射能に近い性質を持つ。つまり遺伝子レベルで細胞を傷付ける。もちろんがんの発症要因になるのだが、それと共に人間の異形化ももたらす。この異形化がどういうメカニズムで、どういった法則性をもって発生するのかは極めて謎が多い。
「エネフの大穴」
カルディア西部~メジア大陸東部に至るまで広がる大穴。本編ではその大きさは不明となっているが、直径で3000km以上はある。実のところ、その周辺部にすら生きて辿り着き、かつ帰還できた人間はいない。高濃度の瘴気が探索の障害となっているためである。
レイモンドの冒険者たちについても、居住可能区域から20~30km程度しか探れていないのが現状である。瘴気の薄い箇所を巧みに辿っても、そこは魔獣の巣であり極めて危険である。
「メイドインアビス」の「アビス」に似ている面もあるが、こちらは純然たる超巨大クレーターである。ただし、超高濃度の瘴気が何を生態系に与えているかは不明。本来確認されてこなかったはずの「龍」がなぜ現れたのかも現状では明らかになっていない。これについては物語の後半以降に分かることとなろう。
本編でエネフの大穴がなぜ発生したか、及びそのその深部がどうなっているかも現状不明。ただし作中でも触れられている通り、それがある転生者によって引き起こされたのは疑いがない。その事実がなぜ伝わっているのかは、物語(第1部?)の終盤近くで明らかになる予定である。
エネフの大穴探索の話を軸にした物語も検討はしているが、実際に着手するかは未定。




