登場人物紹介(レナード、ラスカその1)
レナード・ワイルダー(49)
173cm64kg
白髪混じりの短髪。無精髭を生やしており眼鏡の痩せ気味の男。昔はもう少し肉付きが良かった。
魔法都市クリップスの魔術学院教授。といっても教育はほとんど行っておらず、研究に没頭している。専門は魔法がどうやって生じるかという「魔法原理学」、そして魔力をエネルギーとして捉えた「魔法力学」であり、本人も相応の魔法使いである。かつては探査団の一員としてレイモンドを拠点に「エネフの大穴」の調査を行っていた。
10年前に魔法学の講師としてセルフォニア皇室に招かれ、クーデタと同時に軟禁を受けたという過去を持つ。実のところ招かれた時点でグランは彼を利用することを考えていたようである。
当初は転生者を魔法的な観点から分析する機会を与えられたという意味で、軟禁を然程痛痒には感じていなかったようだ(というよりグランがそのように仕向けた)。しかし、ある出来事をきっかけに関係が破綻。強烈な憎しみをグランと一部転生者に向けることとなった。
6年前に決死の思いで亡命を断行。追っ手をハンスとジャニスの協力を受けて振り切り、パルフォール南部のクリップスに帰還を果たす。当初は不安定な精神状態だったが、現在は比較的落ち着いている。
魔力無効化装置「マナキャンセラー」と義体の開発者。マナキャンセラーは魔石採掘地帯のレイモンドの要請を受けて長年開発してきたものである。これを対セルフォニアのために小型化したものが今回出てきた腕輪である。
なお、大型のものは既にある程度完成されており、空気清浄機のように瘴気を多少浄化するという機能を持つ。魔力的事象を完全無効化できる小型版は開発途上。
なお、開発にはジャニスの協力も得ている。ちなみにマナキャンセラーの命名者はハンスであり、この本来の意味をレナードは知らない。
義体の開発者の1人でもある。厳密には大幅な改良を加えた人物。元々義体は「どうしても救うべき転生者を一時的に安置する」ための「生きた棺」であり、行動などできなかった。これを人工的な魔法生命体に移し替えるようにしたのが彼である。
動力源には高純度の魔石が使われており、これに魔力を供給する源として恩寵の元となる転生者の魔力が使われている。故に義体は大変高価であり稀少。最初の「機動義体」が完成したのは10数年前であるが、現在のように自由に動ける義体が登場したのはここ3~4年である。ミミの義体は実は最初期のものであり、その意味でも交換時期は迫っていたと言える。
独身、未婚。ただ恋愛経験がゼロというわけではないらしい。この辺りは比較的早く詳細が判明することになろう。
性格は基本的に温厚で常識的な人物。なぜか博多弁に近い口調で喋るが、これはクリップス周辺の訛りによるものと理解して欲しい。かなりの甘党であり、オルカ茶を愛飲しているのは健康上の理由によるものだけではない。
なお20年前から鱗肌の変異が発生しており、長年の研究でこれが悪化。変異に起因した皮膚癌に冒されており、余命幾許もない。
オルカ茶の強壮効果でなんとか身体をもたせているが、本人曰く「もって半年」とのこと。ラスカを弟子として取ったのはこのためである。
ラスカ・ブルック(23)
161cm50kg B85W59H83
猫耳に茶色い髪の女性。無表情気味で感情が読み取りにくい。そのためか、顔立ちはいいのだが印象に残りにくい。
レイモンドでレナードの助手を務める女性。元々は冒険者であった。恋人を転生者である「ザッシュ・ラブ」によって殺害されている。無表情気味なのはその際の心の傷も大きいようだ。
魔法使いとしてはかなりの素質があり、ジャニスやダミアンほどではないにせよ逸材。そもそも高度な魔法学も修めており、冒険者になったのは訳ありであったようだ。この点は依頼4で明かされることになるだろう。
趣味は料理、薬草・キノコ採取。今回出なかった「ロサク鍋」は、薬草やキノコをふんだんに入れたジビエ鍋である。これも滋養強壮に効くものである。「癖はあるが美味だった」とはユウの評価。




