登場人物紹介(ウェンリー)
・ヴィクトル・ウェンリー(30)
178cm72kg
黒い長髪で糸目の男。いつもニヤニヤ笑っており、胡散臭いことこの上ない。本人は「根っからの善人で裏表などない」と言うが、信用する人間はほぼいない。ハンス曰く「私よりも確実に性悪」。
パルフォール在住の「特級祓い手」の一人。前回のエビア大武術会の優勝者でもある。ただ、作戦は「相手に毒魔法などをかけ、デバフ状態にしてのガン逃げ遠距離戦」であり、極めて不人気。ルールに則った戦術とはいえ、会場からは嵐のようなブーイングが浴びせられた。
とはいえ、その力量は間違いなく、正攻法でも武術はかなりの腕。魔術師としても力量は高く、遠距離からの吸魂魔法(リカードの「ソウルドレイン」と同一のもの)も使いこなす。「世界最強の男」を自称するが、実際エビア大陸に限れば五指には入るだろう。知能も高く、搦め手を使って罠に嵌めるのを好む。
実はパルフォールの第3皇女を娶っており、次期国王の座が内定している。もっとも本人は政治に興味がないらしく、「俺が王様になったら王位廃止して『みんしゅしゅぎ』っちゅうもんを導入するわ」と嘯いている。もっとも、その際には政党を作って党首になるつもりらしいが。
このような性格なので国民の人気はイマイチ。ただ「できる男」であるのも確か。祓った転生者から諸々の情報を聞き出してはこっそり自分のものにしており、パルフォールの近代化政策に大いに貢献はしている。
なお、ハンスの正体にはうっすらとだが勘付いている。8年前のヒイロの事件で絡みがあり、そこでどうも知ったようだ。ただし、それを元に強請ったりはしていない。
ちなみに、パルフォールの第2皇女のリーシャはヒイロの妻である。このためこの2人は義兄弟ということになる。一介の料理人にすぎないはずのヒイロがハンスのエージェントを務め、フリード皇太子とも接点がある理由の一つはここにある。なお、たまに彼の店を訪れているようだ。子供はまだいないが、「そのうち仰山作りたいわ」とのこと。夫婦仲は良好。
趣味は魔法研究。古代魔法は恩寵とも繫がりがあるため、趣味と実益を兼ねている。ちなみに、RRとは姉弟弟子の関係。性格的に反りが合わなかったため、男女の仲には当然発展していない。




