神隠し99
スナイプライフルから放たれる弾丸をイメージして再現した銃弾が岩山を抉る!
これならば!なんて思った時もありましたっ!
いやね、大間かな場所へは着弾するんだが、正確に狙った場所へにはな。
っか、肉眼で狙った場所は曖昧だからさ、正確に着弾させるなんてぇのは、難易度が高いだろっ!
へっ?ホーミング?自動誘導?………どうやって?
いや、知ってるよ。
だけどさ、そのホーミングや自動誘導って、どうやって実現してんの?
全くイメージが、出来ないんですけど???
これならさぁ、視力を強化すると言われた方が…いや、さぁ、方がっとか言ったけどさ。
うん、ズームぅインってか?
いやいや、近い、近過ぎるって!
岩山の着弾地点が目の前へってか?
逆に近くの様子は、全く分かりません。
近くに、皆の気配はするけど、視界からは消え去ってますね。
このままだったら生活に支障がでるレベル…元に戻るよね?
焦って解除したら解除できました。
良かったよぉ~
一瞬、焦ったりしたが…さて、狙いを定めて…放つ!
うおっ!見てる所へ着弾したわっ!
ビビったぁ~
スコープで見るのと違い、肉眼で、直ぐ側に着弾したのを見るのは、凄い迫力だぜっ!
いや、スコープ越しに弾丸が着弾したのを見たことはないけどね。
これならさ、俺が放っても外すことはないだろう。
実践では使えないけどなっ!
狙ってる間は周囲が視界から外れるから無防備になるからなぁ。
今もラルブムを狙ってっけど、周囲に居る皆の姿は伺えなくなってっからなぁ…
よし、ラルブムの眉間を確認したから…放つ!
ポッと言う感じでラルブムの眉間が凹んで穴が。
したらな、ラルブムが真っ白な霜に覆われ…
「葵天?
何をされたので?」
エドワード執事長がさ、蒼い顔で尋ねてきたんだが…
「いや、あのね。
さっきさぁ、真素操作でラルブムを狙うて言ったよね。
だからさ、狙って、みた」ってね。
「い、いや…真素操作で狙われたと?
狙ったとして、容易く仕止めれるというものでは、ございませんが…
仕止められたと…」
困惑しているエドワードさんに、唖然としているエルドリア・メイド長を含むメイドさん達。
呆れるヒューデリア嬢と苦笑いしているアリンさん。
いや、なんだよぉ~
始めからラルブムを狙うって言ってあったやんね?
周りの反応が酷いんですけど、なんで?
急に仲間のラルブムが氷結したため、驚いた周りのラルブム達が驚いて逃げ始め…タラーザ荒野全体へと波及をな。
うん、大混乱ってね。
テヘッ。
俺達が乗ってきた鳥車の周りから、生き物の気配が消えた気がさ。
うん、ね、気がしただけだと…
「辺りから生物が逃げ去りましたな。
このような現象は初めてでございますぞっ!」
い、いや、エドワード執事長?そんなに興奮しなくてもさ。
そんなに珍しくも無いっしょ?
無いよね?
っか、何時のまにか俺が仕止めたラルブムを、執事達が回収してんだけどね。
俺の前へ持ってこられても困るんだよ。
っかさぁ、レクイア鳥?
俺の方へ顔を下ろして伺わなくても…涎が酷いから止めなさいな。
「良し、食って良しっ!」ったら、な。
うん、即効で啄んで持ってたぞっ。
うん、遅れて嬉しそうな鳴き声が…
へぇっ、レクイア鳥って、こんな鳴き声だったんだね。びっくりだよ。




