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神隠し36

対話行列の対応をする前に食事しておいて良かったぜっ!

とてもじゃねぇが、食ってる暇なんてありゃしねぇ。

事前に食べる段取りを付けてくれたヒューデリア嬢に感謝だな、うん。


永遠に続くと思われた行列が終わる。

いやな、領主屋敷の執事が優秀だから助かったぜっ!


何せ話し終えた後にさ、最後列へ並び直そうとする輩が…

執事が気付いて阻止していなかったら、ネバーエンデング・ストーリー化するところだったよ。

そう、黒山羊さんの話だな。


えっ、違うってか?何が?


黒山羊さんってさ、お手紙書いたら読まずに食べる訳だろ?

仕方がないからお手紙書いたらさ、読まずに食べる訳だ。

それが永遠にな…まさにネバーエンデングゥ!


なんか、ちゃったかいな?


さて、苦行も終わったので部屋へとな。

周りをSPの如く執事が囲みつつ移動を。

まさしくアレだアレ。

ピップっうヤツだなエレキバンのヤツな。


んっ違うって?何が?

ピップじゃなくてビップ?VIPだって?

ピップエレキバンは関係ないてか?


………まっ要人として扱って貰えてるみたいでな。

少し気分が良いな、うん。

っても、そんだけ警戒が必要って…おかしくね?

だってさ、ここって領主屋敷の中だぜ?

安全が確保されていて然るべきだよな?


なになに?性的脅威までは保障しかねるっと。

男がハニートラップに掛かるのは自己責任ねぇ…

マジでぇ?


過去にハニートラップへ掛かり強制的に伴侶を数人娶った招かれ人もいるそうな。


(こぇえぇ)っ!

気を付けよう甘い誘惑ってか!


まっ、未婚だから伴侶を得るのも悪くはない。

悪くはないんだが、誰でも良い訳でもないからな。

処理するだけなら、そう言う場所へ行けば良いだけだ。

誰でも良いなら、その方が良いだろうさ。

伴侶とか恋人とは違う訳だからな。


そんなことを思いつつ部屋へタッチダウン。

入るとメイドさん達と男装執事さんは居なくなっていた。

独りです、ヤッフゥー


やはりプライベート空間は必要ですよね。

プライバシーの確保は必須です。


風呂は部屋へ(あつら)えてあり、湯も張られている。

俺は1人でノンビリと湯に浸かり、1日の疲れを癒すことにな。

しかし、良い湯ですなぁ~

温泉ではないようだが、入浴剤を入れてあるようだぞ。

薬効もあるのだろうか?


あまりの気持ち良さに寝そうになり、慌てて風呂から上がる。

やべぇ、やべぇー

入浴中に寝てしまい湯船にて溺死するケースは死亡率上位だったはずだ。

この若さで、まだ死にたくねぇかんよ。


風呂から上がると寝間着の甚平さんへ着替えてベッドへと。

甚平さんはザリュッヅの里でな、気に入った、ったら数組ほど優遇してくれたんだよ。

寝間着としては最適だぜっ!


しかし…昼にアレだけ寝た訳だ。

流石に直ぐには眠れんだろうさ。

なになに?そう言って何時も寝てるって?


はははぁっ、そんな訳、ないやん。

気のせいだよ、気のせい。

あれだけ睡眠をとった俺を寝させるベッドなら、大したもんたい。

わははははっグゥ..zzZZ

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