神隠し29
国王○と松○と思われる巨大黒馬が牽く馬車にて領主屋敷へと。
今日は領主屋敷へ泊まり、明日には王都らしい。
再び鳥車へと乗り込んでの空の旅ってね。
領主屋敷は街の中心部へ設けられており、街のランドマーク的存在となっているようだ。
っかさぁ、屋敷と言うよりは、既に城じゃね?
領主屋敷は領主一家が住まうだけでなく、領行政の中心施設としての役割もあるそうな。
故に行政区画も存在し役人達が政務を行うばでもあるんだとさ。
更には迎賓区画も設けられており、俺達はそちらへと案内されたよ。
領主様とは迎賓区画での晩餐にて顔合わせとなるらしく、挨拶は、その時となるってことだ。
領主屋敷と言う名の城へ外堀の橋を渡って入ると、ほどなく下車する場所へと。
下車位置は何ヵ所か設けられているが、迎賓区画への下車位置は外堀を抜けて直ぐだったよ。
ちなみに内堀と内城壁が存在し、領主一家はそちらへ住まうのだとか。
行政区は、こちら側であり、政務中は領主様も行政区へ詰めているそうな。
そんな豆知識を仕込まれつつ迎賓区の玄関へと。
さぁ、恒例となって参りました執事&メイドのお出迎え行列。
2回目ともなれば、当然慣れる…訳ねぇわっ!
ドギマギすっから、止めてくれんかや。
っとは言えないため、仕方なく受け入れて玄関へと。
小市民には辛い仕様だぜっ!
まだ昼の早い時間であり、当然、晩餐には時間がある。
なので、俺とアリンさんは迎賓区へ用意された客室へとな。
当然、1人1部屋なので1人になれるかと言うと…当然のように執事さん、メイドさん、従僕2名、下人3名の計7名が部屋の中で控えている。
高貴な方々は、これが当然であり、そうでないと落ち着かないとは聞いた。
聞いたが…俺は一般庶民たる小市民。
こんな環境には耐えられん!
取り敢えず鳥車で色々あり疲れたので一休みしたいが、落ち着かない。
なら昼寝でもと考えてみたが、こんな状態で寝れる訳が…グゥ..zzZZ
「葵様、葵様。
そろそろ起きて下さい。
晩餐の時間が近付いておりますから、身支度願います」
って、アリンさんにな。
あれ?俺って寝てた?
ああ、相当疲れてたんだな、うん。
そう思いながら身支度を。
いやいや、そのね、自分で身支度できますから。
洗面所は1人で良いですよ。
ちょっと待って!
トイレへ着いて来ようとしないでぇっ!
え~っと…この服を着れば良いんだよね。
でもさ皆さん、なんで部屋に?
近寄って来るけどさ…ノンノン、ダメェっ!
脱がそうとしないでっ!
っか、自分で着替えるからぁっ!
誰か助けてぇっ!言葉が通じんのんよぉ~
騒いでたらアリンさんが来てくれた。
取り敢えずは1人にしてくれたので、慌てて着替えたよ。
着替え終えたらメイドさんと従僕さんに下人さんが入って来てね、髪とか整えられたですたい。
ちなみに従僕さん、下人さんは全員が女性です。
普通、執事さんは男性だと思うのだが…執事さんも女性だよね。
意味分かりません、はい。




