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神隠し26

徐々に狼煙が上がっている場所へと。

2人は料理に苦戦中にて気付いてないようだな。

メイドさん達が困惑顔になっとるよ。

結構、罪作りな料理でもあるな、うん。


既に狼煙が上がっていた場所へと辿り着き降下している。

外を伺っているから気付けるが、体感的に感じることは無理だな。


しかし…最初は耳をそばだてないと理解できなかった言葉が、今では普通に理解できている不思議。

どういう絡繰(からく)りなんだ、こりゃぁよぅ。


っかさ、既に着陸してますがなぁ~

お2人さんは夢中で料理に取り組んでおられ気付きません。

しばらくは待機ですか、さいですか、分かります。


しかし…耳を澄ませば遠くの音も拾えるが、直接鼓膜で聞き取っているのとは違うように思える。

これは、アレだ。

考えるんじゃ無い、感じろ!ってヤツだな、うん。


えっ?思考停止しとるだけじゃないかって?

ハッハッハハッ、何を言っとるのかね、チミィ。

そんなこと、ある筈があるじゃないかね、うん。


しかしだね、先程の食事中にさ、味覚と嗅覚を意識して意識が飛びそうになりやしたぜっ!

ありゃぁヤバイ‼

唯でさえ旨味に翻弄されとんのにさ、俺ってバカよね、お馬鹿さんよねぇ~ってか?


今は視覚を強化っうか、卓上の品書きを見ている。

むろん、こちらの文字など読めません。

ただね、こちらの文字の上へ浮かぶように透けた感じの日本語がな。


文字っうか…残留思念?

浮かぶ文字を深く意識したらさ、書き手が書いている時の思念や情景が浮かんでくる。

なんてぇプロファイラー…


すげっ、俺ってさ、こんなこと出来たんだぁ~

よっ!俺って天才!って、調子こきました、すんまそぉ~ん。


聞き取りと読み取りはさ、慣れればなんとかね。

だが、俺は日本語しか喋れないから、日本語が通じない人へ伝えると言うことは無理だな。

書く方も同様だろう。


ただ、文章の修得は遣り易くなったと考えて良かろう。

だってさ、こちらの文字の上へ日本語が浮き彫りとなる訳だ。

自動翻訳みたいなものだが、日本語は透けて元の文字が見えるので比較が可能なんだよ。

だから日本語と、こちら側の文字を比較して学習すれば、自ずと、こちら側の文字を修得できるってえ寸本さね。


これってさ、ヤッパリ真素操作なんだろか?

いやさ、ね、うん…全く操作しているとは思えないんだけどね。

ただただ聞こえたら良いなぁ、見えたら良いなぁ~って意識して集中しただけだぜ、これ。


もしかしたらさ、意識したら別のことも容易くできたりしてさ。

まっ、火は危ないから…


「ライティング」

ボソッッとなっと。


アニメかマンガで見た光る玉が手のひらから浮かぶ様を思い出してね。

こんなんで出来れば、誰も苦労は…で、出たよ、出ちまったよぉぅ、光の玉がよぅ。

なんぞ、これ、なんぞ、これぇっ!


何かの小説で魔法はイメージだって書いていたのを読んだな。

ならゲームで見た魔法を思い出して放てば放てるのか?

『それはメラゾ○マじゃねぇ、メ○だ』とかできたり、『クリ○ンのことかぁ』って、オーラを纏った金髪青目に変身し、波○拳みたいな亀○波を打てたりも…


いや、調子に乗りました、すんまそぉ~ん。

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