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能力者達  作者: 蒼田 天
第三章 十二支決戦篇:上
54/60

対人戦闘訓練Ⅱ(2)

 修正です。

   2


 予想以上の出血で止血。更には出血量が多すぎて輸血中。

「いやぁ、ホントすまん」

「反省してください。ついさっき治療をして、行って帰ってこれですか? しかも、自分で切ったって、リストカットですか? ふざけないでください!」

「すみません」

 さっきの後すぐでのこれで、ユイは相当キレている。まあ、確かに、無理もないだろう。

「いいですか? いくら試しだからと言って、無闇矢鱈(むやみやたら)に腕を切るなんて事はやめてください。出血量も多かったんですから、以後こういうことがないように。いいですか?」

「はい」

 まだ試していない事は多い。次の対人訓練で出血するしかない。

「いいですか、あまり怪我してこないでください。──っ」

「分かってる。今回のはイレギュラーだから、心配しなくて大丈夫だから。メイとコマはいつ始める?」

 ユイは、ムスッとした顔つきのままため息をつく。

「ソーヘーが戻り次第、こちらでの準備を始めます」

 俺待ちでしたか……申し訳ない。


 能力で島に戻るとさっきとは打って変わって、雰囲気が違っていた。

「メイとコマの位置は?」

「お、おかえりさん。ユイにたっぷり怒られたか?」

「そりゃまぁね。で?」

「メイはCにいてコマはAの端っこ。対角に居る感じ」

 妥当かな。コマ相手じゃあ無理に接近戦は危ないし、武器の所持している量は圧倒的に多い。それなら広く使って遠距離、長距離、中距離での戦いがベストだろう。メイの能力的にも。

「ソーヘーはさ、どっちが勝つと思う?」

「さあ、似た能力を持っていると考えるとメイではあるけど、スペックとしては圧倒的にコマだから……コマかなぁ?」

「まあ、そうだよな」

 ノブの言うことが少し気になりながら俺はモニターを眺めていた。

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