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人間での出会い。そして、活動開始。

酒場ってのは本当に騒がしいところだ。

罵声、叫び声、笑い声に泣き声。

いろんな声が一気に聞こえてくる。

ちょっとしたことがあったらすぐ喧嘩に発展する。

酒場はそんなところだ。

ま、それが面白いから俺は酒場を始めたんだがな。

ちなみにうちの酒場の上にはちょっとした宿がある。

いわば泊まるところだ。

今日も、ウチの酒場はいつも通り昼間っから酒を飲んでる奴らがうじゃうじゃいた。

が、いつもと違うことがあった。

それは、見知らぬ客が来たってことだ。

姿は異様だったな。

身長は結構でかくて、無造作な髪は肩ぐらいまであった。

灰色のコートを着こなして、見たことがない武器を足につけていた。

確か…腰に双剣があって、太もものところにダガーがあったな。

それと、膝のところに見たことねぇ武器があった。

形は…なんか切るっていうより貫く感じだったなぁ……

顔は分からなかった。なんせ仮面をつけてたからな。

たしかにおかしそうな奴だったが、周りの奴らからすれば格好の的だ。

見たことない奴が入ってくる。常連客からすればカモだ。


「おい、てめぇ見ない顔だな。どっから来やがった?」


ひとりのスキンヘッドの客がその異様な客に話しかけた。


「えっ?あー。砂漠の方からすこし、歩いてきました。」


その客は落ち着いた声で答えた。

すこし変だった。

アイツに話しかけられた奴はビクビクしてるのに、あの客は冷静だった。

普通じゃないって事はすぐにわかった。


「へぇー。向こうから来たやつか。だったら、ここのルールを教えてやるよ」


スキンヘッドの客はニヤニヤしながらそう言うと、いきなり異様な客の顔を殴りつけた。

殴られた客はそのまま吹き飛ばされ、壁を突き破った。


「これがここでのルールだ。ここに来たもんは俺らのカモになるってことよ。」


スキンヘッドは笑いながら言った。

異様な客は奥で倒れていたが、すぐに起き上がった。


「なるほど、これがここでのルールか。なら私もそのルールに乗りますよ。」


そう言うと、客は一気にスキンヘッドまで近づき、蹴りを入れるとそのまま蹴り飛ばした。


「あなたが一番強そうなので、この酒場でつよいのは私って事でいいですよね?」


客はそう言ったが、スキンヘッドは蹴り飛ばしされた奥で伸びていた。


「店を壊してすみませんね。これは賠償金です。受け取ってください。それと、宿を取りたいのですが、構いませんか?」


異様な客は、そう言いながら銀貨を20枚ほど出した。


「あ、あぁ。構わないが…」


「ありがとうございます。」


客はそう言うと、階段を上っていった。

………なんだったんだ、あの客は…

************************

ハァ………疲れた……

部屋に入るなり俺は、ため息をついた。

すげー疲れた。

死ぬほど疲れた。

ヤバイぐらい疲れた。

もうなんなんだよ。

酒場についたと思ったらいきなり殴られるは、ずっと変な声出さないといけないし。

しかもあの声どこからどう出してるのか分からないんだよなぁ。もしかしたらさっきの声二度と出さないかも…

ハァ………俺、何か悪いことでもしたかなぁ…

いや確かに、人間だった頃は色々したよ。

友達の家燃やしかけたりとか、学校の窓ガラス割ったとか、信号無視したりとか、体育の授業の時に運悪く後ろの人の足の指踏んで折ってしまったりとか…………

あれ?もしかして今までの分のツケみたいなやつ?

正直な事を言うと、どれだけの事をしたのか自分でも覚えていない。

てことは、それだけの数のツケが帰ってくるってことじゃん。

最悪だ!

………ヤバイ…

なんか疲れてきた………

とりあえず休もう…


目が覚めた…

あのまま眠ってたみたいだ…

あ、外はどうなってるんだろう。

窓を開けてみた。真っ暗だった。

わぁ〜すっごーい。お外が真っ暗だぁ〜

ってそんなこと言えるか‼︎

俺がここに着いたのって昼ぐらいだろ?今何時だよ‼︎

というか、こんなに真っ暗だったら絶対真夜中だよな‼︎そうだよな⁉︎

でもまぁ、今のところはすごい暇だからな。

……行ってみるか、下の酒場に。


下に行ってみた。

相変わらず騒がしかった。周りをよく見ると昼間にいた奴がまだ飲んでいた。

すげー飲んでんな。財布の中大丈夫なのかな?

とか、色々と考えながら歩いていると、


「おっ!さっきの客じゃ無いか。どうしたんだ?」


と、ここのオーナー(?)のような人に話しかけられた。


「あ、オーナーさん。さっきの騒ぎはすみません、大丈夫でしたか?」


奇跡的にさっきの声を出せた。あとこの声の出し方のコツも掴めた。


「あー。なに、心配しなくていい。たまにあることだ。」


たまに店の壁に穴が開くってどんな店だよ……

あ、こんな店か。


「それよりアンタ。こんなところでボーっとしてても意味無いだろ?すこし飲んでけ。なぁに、ツケはさっきの銀貨でチャラにしとくぜ。」


「そうですか。なら、お言葉に甘えて…」


そう言って、オーナーさんがいるカウンターの席に座った。


「何にするんだ、お客さん?」


「それじゃあ…ノンアルコールのものでお願いします。」


「はいよ、ノンアルコールだな。ちょっと待っとけ。」


オーナーさんはそう言うと、奥の部屋に入って行った。

酒場の夜ってこんな感じなんだなぁ。

すごく騒がしい。

でも、そこが面白いかもしれない。

妙な考えかもしれないけど、こういう感じに、騒がしいところは、賑やかって言うイメージがあって…なんだか、楽しい気がするんだよな…

そんなことを思っているといきなり声をかけられた。


「すみません、ちょっといいですか?」


結構可愛らしい声が聞こえた。

椅子を回して振り向くと、そこには誰もいなかった。

あれ?空耳かな?

まぁいいか。別に問題があるわけでもないし。


「あの、無視しないでください。」


また声がした。

振り向いた。やっぱり誰もいなかった。

絶対空耳だよな。


「あの?見下ろしてください。」


下の方から声が聞こえた。

見下ろしてみると、その声の発していた人がいた。

見た目は明らかに子供っぽかった。

黒色と茶色が所々に混ざったショートヘアーで、顔は無表情っぽくて、エメラルドのような色をした緑色の目は半開きだった。

服装は…魔法使いみたいな服装だった。

魔法使いが被ってそうな帽子は持っていなかった。

右手に杖っぽい何かを持っていた。

………迷子になった魔法使いの見習いか?


「迷子になったのか?どうする?一緒にお母さんを探っ」


探そうか?と言う言葉を言い終わる前に杖で殴られた。

痛ってー‼︎

何すんだよこのロリ娘‼︎


「痛って、何故いきなり殴ってきたんだロリ娘‼︎」


気がつくと思ってたことを口に出していた。


「なっ!ろ、ロリ娘とか言うな‼︎わたしには、ユリンと言う、ちゃんとした名前がある。ちなみに年齢は20歳だ‼︎」


いや、完全に20歳とは思えない身長だろ。

だって身長152センチだぜ。絶対違うだろ。しまいには胸もないし。どこが20歳なんだよ。

あ、ちなみこれも声に出していた。


「わ、私が一番気にしてることを言うな‼︎なんなら、今日の夜あなたが溜まってるところに夜這いして、(英語三文字の行為)してもいいんですよ!」


「女の子が大声で(英語三文字の行為)って言うな!ロリコンって周りから思われたらどうするんだ!というか、なんでその行為したら20歳って認めなきゃいけないの?中学生の時に(英語三文字の行為)する奴らだっているんだぞ‼︎そんなことより、こんなこと連呼してたら、最悪の場合、「小説家になろう」の運営に消されるかもしれないんだぞ‼︎」


あ、間違えて素で話しちゃった。しかもなんか興奮して裏事情のことも言っちゃってるし、色々とヤバイだろ。

絶対「小説家になろう」の運営に消されるじゃん………

あ、運営さん、フリじゃないですよ。


「ハァ…とにかく、ユリンが20歳ってことは認める。で、用はなんだ?」


「しかももう名前で呼ぶなんて…まぁいいでしょう。用っていうのは一緒に飲んで欲しいと言うことです。」


「へ?」


「だから、一緒にお酒を飲んで欲しいと言うことです。一人だと寂しいので」


そんな理由だったのか…早く言えよ…


「わかった…隣空いてるぜ。座れよ。」


「じゃあ、お言葉に甘えて…」


ユリンはそう言うと、俺の隣のカウンター席に座った。

気がつくと、俺が座っていた場所の机の上に、透明な液体が入っているグラスが置かれていた。

お酒出すの早いな。

いや、話していたのは長かったけど、それぐらい話してたって事かな…


「オーナーさん。いつものを」


ユリンがそう言うと、オーナーさんは「あいよ」と言い店の奥に行くと、酒瓶とグラスを出した。

グラスの中に液体が入れられていくが、一つ言わせてくれ。なんかヤバそうな匂いするんだけど……


「アンタが一番好きな酒だ。今日は…飲みすぎるんじゃねぇぞ。」


「はい、わかってますよ。」


ユリンはそう言うと、こちらに席を向けて、


「それじゃあ、一晩だけお願いします。」


「………あぁ、一晩だけな。」


俺はそう答えると、ユリンとグラスを合わせた。


飲み始めてから約二時間半………

気がつけば泡立っているジョッキを片手に握りしめている。

なぜこうなったのかは………わからない。

というより思い出せない……

気づけば仮面も外していた。

なんかすげー気分悪い…

仮面が吐くやつの袋になりそう………

これが酒を飲み過ぎた人が感じる感覚なのか?

あ、あいつはどうなってるんだろうと思い、ユリンの方を見てみた。

ユリンは顔を真っ赤にしてうつ伏せるようにして寝ている。

ちなみに、顔をはこっちを向いていて、アホの子みたいによだれを垂らして、気持ち良さそうに寝てる。

なんだろう……すげー幸せそう…


「ハァ……またこんなんになっちまったのか…」


オーナーが言った。


「へ?また?どうゆう事?」


「あ、客さんには言ってなかったな。このユリンってのは、いっつもギルドで得た報酬を、酒に使ってるんだ。ちなみに、そいつには寝る場所がない。だからいつも、こうやって寝てるんだ。」


オーナーはそう言っていたが俺はそんなのを無視して、トイレで吐いていた。

ちなみにトイレのドアは開いている。


「オロロロロロロロロロロ」


「ちょ、客さん。大丈夫か?」


「あ、はい…大丈夫です…」


「いや大丈夫じゃないだろ。顔真っ青だろ」


「ほ、ほんとに大丈夫でオロロロロロロロロロロ」


また吐いた。


「と、とりあえず客さん。ほら、これでも飲んどけ」


と、オーナーは言いながらコップに入っている水を出してくれた。


「あ、ありがとうございます……」


俺は力なく答えると、水を一気に飲み干した。

………少しマシになったような気がする。

あとは寝るだけだけど、ユリンをどうするかだな。

こんなところで寝てたら風邪ひくだろうしな……

あ、そうだ。


「オーナーさん、俺の部屋にユリンも泊まれるようにしたいんだけど、お金の方大丈夫か?」


「あー。大丈夫だ。あの銀貨で二人が一週間ほど泊まれる金額だ。払わなくてもいいぜ。」


「そっか。ありがとう、オーナーさん」


「それと、俺の名前はビルだ。今度からそう呼んでくれ。」


「わかった。ありがとう、ビル」


俺はそう言うと、ユリンをかつぎ、上にある自分の部屋に向かった。


真夜中。

と言っても、11時ぐらいだ。

俺の部屋のベッドの中には、ユリンが眠っている。

アレだと当分は起きないだろう。

俺も寝たいところだけど、少しやるべきことがあるからな。

俺は、『形状変化』と『形質変化』を使うと、いつものスケルトンの姿になった。

次に、ここをテレポート地点に設定しておく。

これでオッケーだな。


「『テレポーテーション』」


俺は、いつも居た洞窟にテレポートした。

さぁ、モンスターとしての情報集めだ。

人間の時に比べて、活動時間は少ない。

これは、早い目に行動しなきゃな……

五里川です。

まず、みなさんが気になっていることを答えます。

あの英語三文字の行為なんですが、アレは(英語三文字の行為)です。

もう一度言います。(英語三文字の行為)です。

え?なんで文字にしないかだって?

簡単に言うと、年齢制限に引っかかってしまうからです。

わからない方のためにヒントを言います。

ヒントはsから始まって、xで終わることです。

これ以上言うと、ガチで消されるのでやめておきます。

以上、五里川でした。

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