表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神魔族になりました  作者: りんぬごろごろ
幼年期編
8/44

お爺ちゃん



恐らく魔力で働いている豪華なランプが壁に等間隔にあり、床にはふかふかしてそうな絨毯

そんなThe・金持ちみたいな廊下を通っていく


本当に今更なのだが、うち金持ちだよね?

すごい豪華に見えるが、異世界ではこれが普通なんてことはないよね?


少し歩いた所に(ふすま)があった

すんごい場違い感がする

襖は日本の技術だと思っていたが異世界でもあるのか?

そっか、ここ地球のオリジナルの世界だったか

じゃあ日本がパクってたのかな?


その襖の部屋に入ると、藁のいい臭いがした

その部屋は和風の部屋だった


真ん中にこたつのようなものがあり、そこに1人座っている


「そいつが、俺の孫か」

部屋に入るなりそう言ってきた


「そうですわ、お父様」

お父様?てことは僕のお爺ちゃん?


まず目につくのは額の真ん中に生えている立派な黒い角が一本ある

父さんの禍々しい感じとは違って美しいって言葉が似合う角

そして着流しって名前だったかな?それを着ている目付きのきつい青年という感じの鬼がいた


「お前に似ているな、ヴァーハ」

お、初めて母さんの名前がわかったな

ヴァーハか、覚えておこう


「えぇ、私の小さい頃にそっくりです」

まじ?僕男なんだけれども、将来大丈夫だろうか?


「それでだな、ヴァーハ」

なんかそわそわしだした

それと同時にきつくなる目付き


僕そんなに睨まれると泣いちゃうよ



「はい、どうされました?」

母さんは微笑みながら聞く


「あの、だな、そいつをー」

「えぇ、抱っこしてあげてください」

抱っこしたかったんかーい

鬼神とかいうわりに恥ずかしがりやっていうか小心者っていうか

父さんと一緒だな


「お、おう!そこまでいうならな」

そんなに言ってないんだけどな


「はい、どうぞ」

ドナドナドーナードォーナァー

連れてかれた


「おぉ!やはりお前似で可愛いな。こいつ、本当に男なんだよな?」

「えぇ、男の子ですよ」

「男とは思えない可愛さだな!」

人が気にしてること言いやがって!

クソッ!もう少し父さん似だったらなぁー

でも怖い顔にはなりたくないなぁ


「俺は抱いてきた子は皆泣かしてきたが、こいつは泣かないな」

父さんと同じこと言ってる


「そうなんです、夜泣きも全くしないし心配になります」


「まぁ手間が掛からないからいいじゃないか」


そんな話をしてるが僕はずっと角を見ていた

いや、引き寄せられた?

なんというか、角の魔力っていうか魔法を使っている時にわかる魔力の感覚が角に集まっている感じて凄く触ってみたい

なんなんだろう?


好奇心で手が伸びてしまう

角触っちゃダメかな?


「ッ!リュウ!」

うぇ!?な、なに?


「あぁ、良い良い、別に角くらい」

「お父様!そんなに易々と触らせては駄目ですよ!」

え?角って易々と触っちゃ駄目なの?リアの普通に触ってるけど


「いいんだ、家族になら別に良いだろう」

「むー、本当は駄目ですがお父様がそういうなら」

何か深い意味があるのだろうかね?

喋れないのが悔やまれる


「ほら、触ってみろ」

ちょっと頭を下げて触れるようにしてくれる


触って良いって言うなら触るけど

ターッチ


触ると魔力が体に流れ込んでくる感覚が来た

べつに不快ではない

むしろ心地のよい感じだ


ほわほわしていると母さんに渡されてしまった



「さて、孫には会えたし、お前にも会えた。あのバカ息子には会えなかったが今度また会いに来よう」

「はい、また今度いらしてください、お母様も一緒に」

「そうだな、あいつも連れてこよう」

父さんの親なのか。まぁ目付きといい角といい母さんと同じ点が1つもないけど


「じゃあな」

フッ、とお爺ちゃんが消えた

これも魔法だろうか?僕も使ってみたいな


お爺ちゃんが鬼神だなんて、他のお爺ちゃん、お婆ちゃんがなんの種族かめっちゃ気になるな


なんだか今日は妙に疲れた

少し寝よう

おやすみ



巨乳の近くでグッスリと寝たのであった



役得だね





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ