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神魔族になりました  作者: りんぬごろごろ
幼年期編
44/44

お昼ご飯はザリガニ


 部屋を出てラエルさんに手を引かれながら歩く。少しすると大きな道に辿り着き人も大分増えてきた


 まるで都会を歩いているかのような人の多さ。それに引っ張られるように付いていくと横に長い巨大な建物が見えてきた

 信じられない大きさだけど、どうやらここが食堂のようだ



 階層は一階だけのようだけど広さが半端ない。ビルをそのまま横に倒したみたいな広さだ

 それだけじゃ入り切らないのかテラスまであるようだ


 

 中に入るとさらに密集率が増す。

 部屋を出てラエルさんに手を引かれながら歩く。少しすると大きな道に辿り着き人も大分増えてきた


 まるで都会を歩いているかのような人の多さ。それに引っ張られるように付いていくと横に長い巨大な建物が見えてきた

 信じられない大きさだけど、どうやらここが食堂のようだ



 階層は一階だけのようだけど広さが半端ない。ビルをそのまま横に倒したみたいな広さだ

 それだけじゃ入り切らないのかテラスまであるようだ


 

 中に入るとさらに密集率が増す。

 部屋を出てラエルさんに手を引かれながら歩く。少しすると大きな道に辿り着き人も大分増えてきた


 まるで都会を歩いているかのような人の多さ。それに引っ張られるように付いていくと横に長い巨大な建物が見えてきた

 信じられない大きさだけど、どうやらここが食堂のようだ



 階層は一階だけのようだけど広さが半端ない。ビルをそのまま横に倒したみたいな広さだ

 それだけじゃ入り切らないのかテラスまであるようだ


 

 中に入るとさらに密集率が増す。僕の前世の知識だと人混みは鬱陶しい所って認識だけどこの世界は鬱陶しいどころか見ていてとても楽しくなる光景だ


 ファンタジーって言葉だけじゃ説明しきれない、この種族の多さ

 人間に見える人達、獣人って知識がある人達、でも完全に獣っぽい人もいれば耳が少し違うくらいの人もいる。二足歩行の蜥蜴や昆虫っぽい人、燃えてたり凍ってたり、そもそも人の形をしてない人達。ここの世界じゃ普通なんだろうけど、まるでクオリティの高い仮装パーティーに来たみたいだ


 僕がキョロキョロしながら歩いていてもラエルさんが絶妙なコントロールで人に当たらないようにしながら奥へ迷いなく進んで行く


 しばらく奥に進むと大きな丸テーブルに何人かと座っている父さんを見つけた。もう二皿食べている。あ、この前ドラゴンを解体してたおっちゃんも一緒だ


 「こんにちは」


 「おっ、リュウお疲れ。ほら、ここに座りな」

 

  父さんが開けていた隣の席に座る


 「あら、ちゃんと挨拶できて偉いわね」


 座っていた人の一人、初老って感じの女性が声をかけてくれた


 「ウチの子にもこのくらいの行儀良さが欲しいですねー」

 

 「がさつな俺らじゃそりゃ無理な話よ」


 ガハハ、と盛り上がっているが僕が知らない人にできるのは挨拶までだ。父さんがハードル高く僕を紹介していないことを祈る



 「?。ラエルさんすわらないの?」


 ラエルさんが座らずに僕の後ろで立っているので不思議に思って聞いた

 

 もしかしてずっと立ってなきゃいけないのかな


 講義の意味も込めて父さんに視線を向けると手で座れと合図をしてラエルさんが座る


 そういえば父さんはラエルさんのこと苦手だっけ。ちゃんと話を聞けばただの不器用な人なのに

 いつか父さんにもわかってもらいたいなぁ



 「ここは注文に時間がかかるから先に撮っておいたんだが、リュウはどれが食べたい?」


 テーブルの上には色々な食べ物がわんさかある。肉も魚もあるしサラダっぽいのもパンとかもある

 もう食べ始めていたみたいだから何皿かなくなってるけどそれでも多い

 

 「じゃあ、これとこれたべたい」


 僕が選んだのは白身のあんかけっぽいのと、伊勢海老、というよりはザリガニっぽいな。ハサミ四本ついてるけど、の丸焼きだ


 家で肉とかは食べたことあるけど魚系は食べたことがまだないなと思ってのチョイスだ。正直ザリガニは遊び心で選んだけど、駄目そうだったら父さんに頼もう



 「食べながらでいいから聞いてほしいんだが、もしここで困った時にこいつらを探すんだぞ。まずは」


 「うぃ、じゃあ会った事のある俺からいこうか。名前覚えろっつうのも酷だからよ解体と開発をしてるお兄さんって覚えといてくれや」

 解体してたおっちゃ、お兄さんが最初に言った


 「アンタがおにいさんならあたしゃ魔法使いのお姉さんかね?よろしくね坊や」

 初老のおばあ、お姉さんが次に言った


 「ちょっと、お二人さんがそれ取るとウチにおばさんしか入らなくなるじゃないですか!えーっと、あ!じゃあウチはこの大剣が目印です!よろしくねリュウ君!あれ、娘でしたっけ?」

 最後に言ったのは犬耳の活発なお姉さ、大剣が目印の人だ。あと僕は男だ


 「なることはないだろうが、もし迷子にでもなったらコイツラを探すか誰かに偉い人に会いたいって言えば伝わるはずだ。ちゃんと覚えておくんだぞ」


 ラエルさんが一緒だから迷子になることはないだろうけど何か困ったら頼らせてもらおう


 なんで話しながら、まあ僕は少し受け答えをしただけだが、ご飯を食べて席を立った

 ザリガニもどきは海老とは違う感じだったけど結構美味しかった


 「あ、そうだ。隊長今度リュウ君と娘のリアちゃんでしたっけ?一緒にウチに遊びに来てくださいよ!ウチの子達つねに遊びに飢えてるんですよー。来てくださいよー」


 「うむ、まあ考えておく」


 リアは喜ぶだろうけど僕はどうだろ。正直同い年の子とおんなじ遊びで楽しめるかどうか


 父さん達とは別の方向で魔法使いのお姉さんと少しだけ一緒に歩いて僕が使っていた建物の近くで別れた


 そして訓練を再開させようとしたところで、リアが部屋に来た



 「リュウちゃん!遊ぼ!」



詳しいことは第五十話に書く予定ですがこの小説は五十話で終了する予定です。何ヶ月か待たせてしまうかとしれませんが、長い目で見てもらえると助かります。

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