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神魔族になりました  作者: りんぬごろごろ
幼年期編
32/44

初めての外出②


ちなみにお昼ごはんは柔らかくて美味しいステーキだった

胃の大きさの事情で半分はリアに食べられたけど


まだ自分では切れないからラエルさんに切ってもらって食べさせてもらった

勿論精神的には大人?だから、あーん、は恥ずかしかったけどぼくまだあかちゃんだからシカタナインダヨウンシカタナイシカタナイ


リアもメイドさんにやってもらってたし大丈夫だよ大丈夫


そういえばリアのメイドさんをこんなにまじまじと見たことなかったな


赤髪に赤目、元気ですって感じの人だなぁ

リアにはぴったりな人、いや人じゃない

背中にちっちゃい羽と尻尾があるぞ


何て言う種族なんだろう

小悪魔とか?そんな感じかな


周りにも何人かのメイドさん

何か僕って何も見てなかったのかな

魔法に夢中だったからなぁ


今度は家を回ってみよう

いや、そんな時間があったら魔法か?



ぼやぼや考えてるうちに皆食べ終わったみたいだ

次はどこいこうかなー


「次はどこ行きたい?色々あるけど」

海、森、山、お店、観光地、本当に色々言ってくれた

どこも魅力的な所だ

どこにしようかな、今日からは外に遊びに行けるんだから近いところからでいいかな?それとも遠いところから?迷うなー



迷ってる間にも母さんは色々行く場所を出してくれている

そこにはこんなものもあった




「そうだ!お父さんのお仕事してる所とかどう?」



「え!?とーさんのおしごと!?いきたいいきたい!」





午後行くところは決まった


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


「ここがお父さんのお仕事してるところよ」


浮いてる乗り物、名前はまだ知らない、に乗って数十分、周りにあんまり建物が見えなくなり木々が多くなってきたところにそれは見えてきた


まず目に入るのは木でできた砦と同じく木でできた門

何か、小さな村?

何で村?があるんだ?あれ?父さんの職場に来てたんじゃなかったっけ



乗り物に乗ったまま少し待っていると門が重々しい音をたてながら開いた


そして出てきたのは金髪で高伸長のチャラそうな男

「どちらさまっすかぁ?」


言い直す、金髪で高伸長のチャラい男だ


「私だ、ご苦労」

父さんが降りながらそう言う


「あれぇ?隊長って今日休みじゃありませんでしたっけ?」

何なんだこのチャラ男

てか隊長?父さんが?


「あぁ、息子が職場を見てみたいって言うんでな」

ここが父さんの職場で隊長、何をしてる人なのか今のところ全くわかんないんだが


「へぇ~そーなんですかぁ。こんにちはっす。あれ!リープス婦人もいるじゃないっすか!こんにちはっす!あ、リアちゃんも久し振りっす!」


リープス婦人?だれ?


「こんにちは。お久しぶりね」

とファイラのお母さんが答えてた



リープスっていうんだー

初めて知った


「こんちにはーおじちゃん」

「おじちゃんじゃないっすよ、お兄さんかお兄ちゃんって呼んでほしいっす」

リアと知り合いってことは家に来てたりしてたのかな?


「ところで息子さんは?まだ中ですか?」

目の前でーす

ここでーす


「目の前にいるだろ」

「え?目の前?えーっと、ん?もしかしてこの女の子ですか?隊長、面白くないジョークは雰囲気が冷めるからやめて欲しいって前から言ってませんでしたっけ?」


そうか、僕は男に見えてないのか

周りが男の子扱いしてくれるから忘れてた

そして父さんは寒いジョークしか言えないという衝撃の事実

口下手そうだからあんまり驚かないけど


「この子はちゃんとした男の子だ。リュウは母さん似だからな。男の子に見えなかったか?」


「えっ!もしかしてこのチョー可愛い子が男の子とか言わないですよね?」

男の子なんだなぁ

「さっきからそう言っているだろう」


「えぇー!?まじですかぁ!?こ、この子が男の子。世の中はかわったんっすねぇ」


いや、別に変わってないと思うけど


「えー、改めまして、こんにちはっす!ようこそっす!」


「こんにちは」

挨拶されたからには返さないとな


「え、声まで可愛いっす」

もうお前うぜぇ

そのくだりもうやめない?


「はぁ、取り敢えず入れてくれ」


「あ、はいっす。どーぞー」


門の先には、外から感じたように、やっぱり村のような景色が広がっていた


「ようそこ。第一訓練場へ」


そう渋い声で父さんは言った








すりーぷ

りーぷす


安直とか言わない

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