勇者ゴッコとは
正直助かった
リアが帰ってこなかったら今日は夕方まで話されていただろう
一応明日からと言っていたので今日はもうその話はされないだろうが、念のためリアとの遊ぶ時間を伸ばしておこう
「それでねそれでね!ともだちのライちゃんがね!コーくんとチューしてたの!」
どうやらリアの学校、というか幼稚園?にはもうませたガキが居るらしく、もうキスを知っているらしい
リアにキスするやつが出ないといいんだがな~
リアのお婿はそこまでイケメンではないが、完璧超人で浮気しないでリアのことを第一に考えて僕より強くなきゃだめだな
何か顔を赤くしてウネウネとリアが動いている
小さな声で「初めての相手は~、へへ~」とか言ってる
すごい心配になってきた
将来リアに告白する奴とかが出てきたとしても、さっきの条件に一つでも当てはまらなければ許さんからな
まぁそれはおいといて
こんな感じでリアはよく幼学園の話をしてくれる
ガキどもが色々いるんだなぁっていうのが8割だが、僕も行ってみたいなと言う気持ちが2割ある
早く3歳、いや、2歳で良いから早くなってほしい
後半年くらいかな?早く来てくれ
今からスケジュールを建てておくのも悪くないな
え?ガキの遊びをやって楽しいのかって?
あれだよ、たまにやるおままごとが楽しいのといっしょだよ
リアの話を聞いていてやってみた、ゴホンゴホン、ギリギリ楽しめそうかなー?と思ったのが「勇者ゴッコ」だ
このゲームは、勇者と聖女と盾の戦士と弓使いに魔法使い、が勇者側で魔王側は、魔王とその他配下、という感じで、魔王側だけ随分と適当になっているが、その他なので別に悪っぽい奴なら何でもいいし人数は無制限らしい
だが絶対、とは言わないが殆ど魔王側はやられる
何故かというと、このゲームにはライフがあり、そのライフの数が攻撃の当たっていい数になるらしい
魔王側は魔王が一番上でライフ50
そして幹部として3人だけライフ10
幹部にはならないが結構強いという設定で5人だけライフ3
その他はライフ1だ
まぁ、妥当だよな、おかしいのは勇者側だ
まず勇者だが、ライフ100
うん、これ考えたやつ魔王側に勝たせるきないよね
次は聖女、ライフ25
回復役がライフ魔王の半分っていうね
そんで盾の戦士、ライフ50
お前もう盾やめたら?突ったほうがいいよ?
最後に魔法使いと弓使いだがこれは案外普通でライフ10
一番低くても魔王側の幹部っていうね
こんなのの何処が楽しそうなのかって言うとまぁ、魔王側だよな
そもそも僕は勇者が必ず勝つストーリーっていうのは嫌いなんだ
少なくとも1回くらい負ければ?って思うよ
え?絵本読まされてるとき?
ずっとイライラしてますよ
この勇者一回くらい死なないかな?って思いながら
リアは勇者大好きなのでリアの前では言わないが
ついでだが、リアは勇者が使っているからという理由で剣を最近振って遊んでる
まぁチャンバラごっこだな
そのせいか僕が魔法の本とかを読んでいると、剣の方がいいとか剣の方が強いとかおもいっきり否定してくる
この世界の剣が魔法を切れるものなら使うことを考えるが、できないのなら使うことは恐らくない
何故なら、魔法の射程距離はその使い手にも依るが、一流の魔法使いで1キロは飛ぶらしい
1キロも先から魔法を撃たれて、しかもその魔法に対抗する手段がないというなら剣はいらないこになってしまう
頑張ってくれや剣くんや
さて、精霊魔法のおさらいでもしておくかな
後々勇者ゴッコは出します
それまで主人公のいきりっぷりを見といてください




