師匠
グットモーニング
全然グットじゃないしもう昼過ぎだが、ラエルさんのホッとしたような笑顔が見れたので良しとする
というか何気に笑顔を見るの初めてじゃないかな?
無表情なラエルさんも良いけどやっぱり笑った方が可愛いっていうか美人だね
ちょっと遅いお昼ご飯を食べる
今日はお粥みたいなやつ
1歳になってから少しずつこんな感じの物を食べさせてもらってる
今日は鶏ガラスープのお粥かな?
うまい
母さんの母乳も超がつくほど美味しいけれど、やっぱり同じ味の物はどんなに美味しくても飽きちゃうからこういうものが食べられるようになって凄く嬉しい
食べ終わって少ししてからラエルさんが謝ってきた
でもアレは僕が加減を間違えたせいなのでラエルさんは悪くないと言うけれども全然譲ってくれない
それにしても驚いた
ラエルさんがこんなにも表情豊かに話してくれるなんて
真面目な話をしているんだけど、嬉しくてちょっと頬がゆるんじゃう
そんなこと考えているうちにラエルさんは色々話していたらしいけど、ごめん、殆ど聞いてないです
「ですから、私がお坊っちゃまの魔法の使い方の師匠とならせて頂きたい」
「え?ししょう?」
やばい、何も聞いてなかったからなぜこうなったのか全くわからない
「どーして?」
「先程のようなことがまた起こさせないためです」
おー、そんなに深く考えてくれてたのね
でも僕ラエルさんが見てないところで何回か魔力枯渇しかけてるよ
魔力枯渇って下手したら死ぬって書いてあったけど、運がいいんだろうか?
それともやっぱり、鬼神の血が入ってるから大丈夫とか?
まぁわからないけど
「ぼくはだいじょーぶだよ?」
「駄目です、お坊っちゃまは魔力枯渇の恐ろしさをわかっていません」
大丈夫と思わせるつもりだったけど逆効果だったみたいだ
このあとリアが帰ってくるまで魔力枯渇の恐ろしさをみっちり教えられた
もうお腹いっぱいっす




