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神魔族になりました  作者: りんぬごろごろ
幼年期編
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転生


 「やぁやぁやぁ!ようこそ!神の国へ!」


 銀髪に銀色の目


 白いワンピースを着て黒のニーソにハイヒール、スタイルのいい体、控えめに言っても美少女な彼女はそう言った


 「君は何とも不幸な人生を過ごし、先ほど死んでしまった。なんと、なんと悲しきことだろうか!だが安心してほしい、そんな可哀想な君に二度目の人生を授けよう。うれしい?うれしいよね!?」


 ?

 この子は何をいってるんだ?てかここはどこなんだ?


 「む、君!話を聞いていなかったのかい?ここは神の国、君には2度目の人生を、もしかしたら人外かもしれんが、それを君に授けよう」


 やばい、何を言っているのか全くわからん

 というか喋っていないのに会話が続いている

 どういうことだ?

 心の声が読まれてる?


 あ、あれ?声がでない


 「ここは神の国、この場所は例外だがある程度の実力がないと居ることすらできないんだ。それに今の君は肉体がないしね」


 そういえば体の感触とかまったくないな

 この自称神の目の前でふよふよ浮いている感じか?



 「自称じゃないしー。今の君は精神だけここにいるような状態だよ。後私の名前はアリエル、アリエル様って呼んでくれて結構よ?」

なんだこいつ


 神だか髪だかなんだか知らんが調子乗りすぎじゃないか?

ていうかこういう上から目線のやつ僕大っ嫌いなんだよね


 あれ?僕?俺?俺様?自分?儂?あたし?あたくし?あたい?わい?あだす?うち?おいら?おら?おいどん?吾輩?某?麿?小生?あっし?あちき?妾?拙者?手前?

 あれ?あれ?あれ?

 ない、ないないないないないないない

 記憶が…ない





 「それはね、ここに来てパニックにならないよう前世の記憶は消してあるの。悲しいことを思い出さないように、ね」

そう彼女は悲しそうにいった


 悲しいこと、、、そういえば不幸な人生だかなんだかと最初に言ってたな

 もしかして僕って


 「そう、ここに来れるのは君の世界、地球の中で神ですら不幸と思わせるような人だけを連れてくるんだ。

 まぁそんなに少いわけじゃなくて10億人に1人とかそんな割合でいるっちゃいるんだけどね」


 なるほど

 僕?僕がなんだか一番しっくりくるな、これにしよう

 僕は相当不幸な人生を送ってきたんだね


 「うん、落ち着いてきたね、それじゃそろそろ転生の話をしようか?」


 うん、頼むよ


 「まず最初に、君が行く世界は前まで君がいた世界の元となっている世界なんだ。だから認識の違いっていうのはあまり無いと思うよ」


 え?元となっている世界?

 元って、何?地球の?

 え?え?どういうこと?


 「あー、地球の人達ってこのこと知らないんだっけ?地球は奇跡の星とか言われてるけど神が縛りプレイで作った星なんだよね。まぁここまで繁栄してるからある意味奇跡の星かな?」


 おぉう、何か地球誕生の科学的根拠をぶっ飛ばせる重要なことをさらっと聞いてしまった


 元の星ってことは同じじゃないんだろ?何が違うんだ?


 「そうだなー、全部は覚えてないけど人間以外にも人間っぽい奴、君の世界で言う亜人とか。後魔力があるせいで魔物とかもいるし生態系はだいぶ違うね。

 まぁ大雑把な価値観は一緒だから安心して」


 うん、ゲームをしたことは覚えていないけど魔物ってのはコブリンとかオークとかオーガとかRPGなどの敵は覚えてるな

 亜人とかも猫人間みたいな感じかな?

 記憶は消すけど知識は残しておくってことか


 「まぁそんな感じ。目的は第二の人生だから真っさらだと意味ないしね。

 じゃ次の話に移るよ。さっきも言ったけど転生して人間になるとは限らない。そこまで神が関与しちゃうとルールに反しちゃうからね」


 お約束ってやつだなこれは


 できればオークとかはなりたくないな


 「まぁ善処するね。それで転生してすぐに死んじゃうと私達が助けた意味がないから君の最も大切な記憶とか感情をスキルにするね。記憶を消したっていうよりスキルにするためだったりすることもある」


 記憶や感情がスキルになる?よくわかんないけど強いの?


 「それはもちろん、そこは全力で力入れてスキルを構成するよ」


 良かった。記憶はないけどすぐには死にたくないしね


 「それでね、一応言っておくんだけど君は自称友達君に刺されて死んじゃったんだ。記憶はないから意味はないかも知んないけど一応伝える決まりなんだ」


 自称友達?僕はたかられてたりしてたのか?


 「まーそんな感じだよ」


 まぁ起きてしまったものはしかたないし次の人生、とは限らない生を楽しもう


 「うん。それでね、君がここに来たとき位からステータスを割り出してるからもうちょっと待っててね」


 ステータスとかもあるのか、胸熱だな



 「ん、割り出しできたみたいだね」


 おっ、やっとか

 やっぱり男、というかそういうの好きだからね、こういうのは楽しみだ


 「、、、これはー、やべーわこれ」


 なにがやばいの?早く見せて


 「うん、えっとね、えっとーね」


 わくわくてかてか

 わくてかわくてか


 「あのね、えっと、そうだ、転生者はね転生を断れたりするんだよ、生まれ変わりたくないとかでね。よっぽど酷い死に方をすると記憶がなくても嫌になっちゃったりね」


 うん、それで?


 「大体の理由がさっき言ったのだとか、種族が酷いもの。君の世界でいうとゴブリンとかオークとかだったりで断るんだ。まぁそれでも行きたい人は行くんだけども」


 ほえー、そーなのかー


 そんで僕のは?


 もしかして、そういう系だったり?



 「いやー、えーっとねー、ごめんね?」


 足?元から青い光を発する魔方陣が浮き上がる


 は?いやいやちょっとまて?僕のステータスは?種族はどーなったの?ねぇねぇまってまってまって!


 「断られると後処理が凄く大変なんだ、だから、ね?」


 ね?じゃあねぇーよ!まて!

 ふざけてんのかこいつ、クソッ

 やばい、だんだんと意識が遠退く


 「多分近いうちにまた会えるよ、メールとかも送っておくからさ、頑張って~」





 こうして僕は転生をした












まだまだ未熟なのでアドバイスもらえるとうれしいです!

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