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神魔族になりました  作者: りんぬごろごろ
幼年期編
15/44

幼馴染み


「こんちには、おはようリュウ君。隣に住んでいる貴方の幼馴染みのファイラのお母さんよ」

銀髪のエルフが起きるなりそう言ってきた


「ほぇ?」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「ごめんなさいね。リュウっていつもは1歳とは思えないくらい偉いのだけど寝起きはいつもこうなの」

「そんな感じのほうが可愛いわよ。私、頭が凄く良いなんて聞いたから大人と変わらないような感じだと思っていたけれどまだ1歳だものね」


フフフフフッ、と上品に二人とも笑う


僕は母さんの膝の上に

向かい側にエルフの人がいて、その膝に銀髪で眠そうな顔をしているハーフエルフ?みたいなちょっと耳がエルフより小さい耳をしている

あっちの母親似なのか髪は銀髪だ

可愛い


あっちも眠そうな目でこっちを見ているが心ここにあらずって感じだな


「あら、リュウ君凄い興味津々ね」

「まだリュウは同い年の子とあったことがなかったからね」


なんか、全然動かないけど起きているのか?

目開けて寝てそうなくらい何もしない


「子供達は乳母に任せて私たちはお出かけしましょうか?」

「そうね、仲良くなれそうね」

そういってまだ一度しかいったことのない子供部屋へ連れていかれた

理由は積木とかがらがらとかやってても楽しくないからね


「仲良くね」

そういって本当にどっかにいってしまった

本当に親か?これは日本が過保護すぎただけなのか?

まぁ、いいや

いつもの事だし


チラッとファイラの方を見る

この子、寝てる

さっきまで薄目は開けていたのに今は寝ていやがる


トテトテと近くに近寄り座る

さっきも思ったがめっちゃ可愛いな

大きくなったらこの子に告白する子は絶えないだろう


ジーっと見ていると一瞬僕の事を見たがすぐ寝てしまった

何かこの子を見ていると僕も眠くなってきた

ふわぁー、寝よ






「うっ、ぐすっ」

泣き声が聞こえて起きるとファイラが泣いていた

なんか全然泣かなそうな感じだったけど泣くんだな


「ママァー、ひっぐすっ」

こんな子でも起きて親が居なかったら泣くのだな

そんなことを思いながら近寄って頭を撫でる


「だいじょうぶだよ」

まだ呂律があまり回らないがきちんと言えた

言っても泣き止むものじゃないがずっと撫でて気づいたら僕の肩に寄っ掛かって寝ていた


美人は泣いた顔も可愛いんだな

そんなことを思いながらまた眠くなったので寝る

起きたときに母さんが帰っているといいな



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「あらあら、もう仲良しね」

「そうね、将来二人とも仲が良かったら婚約でもしちゃおうかしら?」

フフフフフッ

寝ていながらそんな上品な笑い声が聞こえた




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