六話:謎
ここが…特設ステージ??
すごく小さい…真ん中にいるのって…鬼!?
(うわぁあああああああ!鬼がいるぞぉ!)
(ゲーム開始まで…3…2…1…スタート)
スタート開始直後に鬼である、幼女はものすごい速さで人達を殺して行った…
(やめてくれぇええええ!グホォ…ベキベキベキ)
(嫌だ…嫌だ…死にたくなっ…(パシュ…シュパァアアア)
(Aチーム残り2人 Bチーム残り3人)
やばい!私たちのチームが負けてる!?
しかもまさか、その1人って…
ステージを見渡すと、ずっと私を見つめる如月悠木の姿があった…。
ずっとニコニコしてて、何か気持ち悪い…。
そんな事より、今は生き残ることを最優先に考え…ないと…?
私は目を疑った。
その理由は、如月がBチームの人たちを捕まえて、身動きを取れなくしているからだった。
(てめぇ誰だよ!やめろ!)
(そうよ!離して!!)
「そんなこと言って話すとでも思ったの??w
お前らはただのゴミ…ゴミは処分しないとねぇ…
」
そう行ってBチーム全員を鬼がいる方へ投げ飛ばした…。
(みぃつけた…)
(ひぃ…!?や、やめてく グチャベチャ)
(キャアア! ゴスッ)
(やめろぉおおおおおお! バキバキボキ)
みんな…死んだの??
ということは…?
(ゲーム終了です。Bチーム生き残りがなしということでAチームの勝利とします。Aチームの方で死亡した方達は復活させます。)
そう言ってAチームに選ばれた人たちはどんどん、復活していった…そして、中には龍馬の姿も…。
「龍馬!」
私は龍馬を見た瞬間に強く抱きしめてしまった…。
「痛い痛い痛い…!」
「あっ…ごめん…」
「大丈夫だよ。それより、復活させてくれてありがとう。」
私はその事を聞き、照れてしまった…
「明石龍馬君?復活おめでとう。」
如月がそう龍馬に言ってきた。
「ああ、お前こそ生き残っておめでとう。」
龍馬は少し機嫌悪そうに返した。
そして、如月が変なことを言い始めた。
「僕は、この世界が何故作られたのか。どういう物語があって、こんな殺人鬼ごっこが出来たのかを知っている。
あの鬼の女の子も謎のアナウンスの正体も知っている。」
「どういうことだ!?如月!?」
「ふっ、自分で考えろ…というか…時間だ。また明日ね。龍馬くん…」
そう言って俺はまた、現実の世界へと戻って行った…
〜六話完〜