四話:騙し
「お兄ちゃんたちみぃつけた・・・」
「やべ!行くぞ柿崎!」
「うん!」
俺たちは走っていった途中に見知らぬ男を見つけた・・・。
「お前は誰だ?」
「こんにちは、龍馬君?」
「な、なんで俺の名前を・・・。」
「知ってるよ?だって同じチームだし♪
おっと、紹介が遅れたね。僕の名前は如月悠木よろしくね!」
「明石龍馬だ、そしてこっちが・・・柿崎愛華よ、よろしくね」
「うん、よろしく!」
この如月というやつは良いやつだと思っていた・・・そう、さっきまではな・・。
「龍馬君は今逃げてる途中?」
「そうだよ、さっきから鬼にずっと追いかけられているんだ・・・」
「あ、そうなの・・・それは、可愛そうだ。じゃあ僕についてきてよ!いいところがあるんだ♪」
「分かった。ついていこう」
「え?龍馬君ほんとについて行く気?なんか怪しくない?」
「まぁ大丈夫だろう」
ほんとに俺はその時は大丈夫だと思っていた・・・しかし。
「さぁここが僕の隠れ部屋だよ!ちょっと待っててね!のど乾いたでしょ!お茶もってくるね!」
「あ、あぁ・・・」
俺はその如月の隠れ部屋を探索していたら一つのビデオを見つけた。そこの題名にはこう書かれていた。
(死ぬ直前の可愛そうな可愛い人たち♪)
俺は驚きを隠せなかった・・・。やはり柿崎の言うとおり、行かなきゃ良かったと後悔した・・・。
そしてその隠し部屋が動き出した。
それは俺らを圧迫死させるかの様に部屋の壁が俺たちに向かってきたのだった・・・。
途中結果。
チームA生存者5名死亡者6名
チームB生存者4名死亡者7名
~四話完~