二話:悲しい別れ
うわああああああああああああああ!やめろやめてくれ!!やめっ・・・(グチャべチャグチョ・・・・)
「うわああああ!マジでやばいって龍馬!!逃げるぞ!!」
俺は何がなんだか分からなかった。パニックになっていた
次々と鬼に殺されていく光景を俺たちは見ていった・・・
(やめろ!やめてくれ!誰かたすけっ・・・カ八ッ・・・ブチブチブチ!)
(やだ!まだ死にたくない!!キャアアアアア!ブチャ・・・ゴキゴキゴキ)
「くそ!ドンドンと人がやられていく・・・!俺らは頑張って生き残るぞ!!龍馬行くぞ!!」
「ああ・・・・うわ!?」
あの、鬼の幼女が俺たちの前にいて、見つかってしまった・・・。
「みぃつけた・・・・アハッアハハハハハハハハハ!!」
「全力で逃げるぞ!うわ!!」
隼人がこけて、鬼に捕まってしまった・・・・
「隼人ぉ!!」
「俺のことはいいから逃げろ龍馬!!」
「ダメだ!一緒に逃げるんだ!!」
しかし、遅かった・・・。
「お前は生き延びろ!りょ・・・」(ブチブチブチ!)
「ハヤトォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
「クソガァ!!」
俺は、隼人の為に逃げた・・・。全力で・・・。そして、あのアナウンスが・・。
(はい!しゅうりょ~♪お疲れ様!!いやぁ~良いゲームだったね!!明日は何のゲームをしようかな!!まぁいいや!一応死亡した人たちの名前書いとくから!!じゃあね!!また明日~♪)
くそ!何が良いゲームだ・・・俺は・・・俺は・・・どうしたら良いんだ・・・。
俺はその場で座り込んで号泣してしまった。
そして、一つ俺の中で決めたことがある。
(俺は・・・隼人のためにこのゲームから脱出すると。)
ちゃんと死亡者リストに、ササキハヤトという名前があった。それ以外でも10人くらいの名前も書いてあった。
俺は疲れたのかそのまま寝てしまった・・・。
(ジリリリリリリリリリリリリリ!!)
「龍馬起きなさい!!龍馬ったら!!」
母親の声だ・・・・。
「母さんおはよう・・・。」
なんだ。夢か・・・。良かった。夢で。
「早くしないと学校遅れるわよ!早く準備しなさい!」
「分かったよ、母さん」
俺は準備して学校に向かった。しかし、いつも登校してたら見かけるはずの隼人の姿がない・・・。まさかと思い、学校にダッシュで向かい教室に行ってみた。そしたら・・。
「龍馬・・・隼人が・・・今朝原因不明の病で亡くなった・・・」
「は?嘘だろ・・・・。隼人が・・・・!?」
そこでも俺は泣いてしまった。
「ごめん、今日は・・・帰るわ。」
そうクラスメイトに言い、俺は家に帰った。
~二話完~
二話終了しました!いかがでしたか?良かったら感想を下さるとうれしいです!
では、三話もお楽しみに!