10話:サブマスター
(同盟タイム終了です。では、始めます。
5...4...3..2..1...スタート。)
さぁ始まった。
俺の最愛の友にまた会うための大事なゲームが。
「さて、龍馬くんどうする?どこに隠れる?」
「そうだな…」
みぃつけた…アハハハ!!
「お、おい逃げるぞ!!」
「はぁ…見つかっちゃったなぁ…。」
「何してる!悠木!早くにげっ…」
その時だった…
「僕には無敵の力がある。権力もある。
鬼さん?あの2人を狙わないで。」
悠木がそう言った瞬間。鬼の動きがピタッと止まった…。
だが…
「あなたはサブマスターだ。なので*ある程度*命令は聞きます。だが、そこまでの権利はお前にはない。」
鬼がそう言った瞬間、走り出し柿崎の方に向かった。
「え…」
「さよなら。お姉さん…」
(グチャベチャゴキ…)
「柿崎ィイイイイイイイイイイイイ!!」
柿崎がやられた!!!?
ということは…次の目標lは俺?
悠木は…!?
悠木はもう動ける状態ではなかった。
(僕が柿崎さんを殺したんだ…と。)
「おい!悠木逃げるぞ!!」
そう言って悠木を引っ張って鬼から逃げた…。
「はぁはぁ…もう追ってこないな…。」
「ごめん…龍馬くん。」
「あ?」
「僕が柿崎さんを殺したんだ。だから殺してくれ。」
「そんなことする訳ねぇだろうが。お前は俺と一緒に生き残るんだ。
そして、柿崎を生き返させろ。」
「ほんとにそれだけでいいの?」
「あぁ…そして生き返らせたら柿崎に謝るんだ。」
「分かった…龍馬くんがそういうのならそれで良いよ。」
そしてアナウンスが鳴った。
(やぁ!みなさん!同盟を組んで順調に鬼から逃げているかな??
まぁ今結構もう同盟国が全滅してる所があるんだよねぇ。
後30分!!頑張って!!
まぁ鬼1人じゃ後30分つまらないでしょ♪
だからね!鬼を9人追加しマース!!
頑張ってね!
あ、後これを成功したら終わりだよ♪
このゲームは終了。
もうこの世界ともおさらば出来るから!
じゃあまたendの時に!!
じゃあね!!)
ゲームをクリアするしかないだろ。柿崎と隼人と悠木と一緒に逃げるんだ!一緒に!!
〜10話完〜