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<架空世界>

実世界とは異なる要素を持つフィクションのための一貫した設定である。固定した名称はなく、創作世界、想像上の世界、架空宇宙など様々に呼ばれる。 ―Wikipediaより引用



いつからだろう。架空世界というものに飛びこめるようになったのは。

いつからだろう。架空世界というものに没頭するようになったのは。

いつからだろう。ネットに潜り込むようになったのは。


―いつからだろう。リアルと向き合うことをやめたのは。







ピピピ…とうるさく目覚ましが鳴り響く。時計を確認すると、もう9時か。なぜ、こんな時間に目覚ましがなるのかは分からないが。

とりあえず、美樹彦は布団を自分からはがし、部屋にある洗面台へと向かった。顔を洗い、歯を磨く。いたって誰とも変わらない生活をしていた。

ただし、ほとんど毎日部屋からは出ないが。家にいたって稼ぐ方法はいくらでもある。美樹彦はそうして今まで生計を立てていた。家からほとんど出ないため、服はスウェットが2着あれば十分だし。何かあった時のためにTシャツとジーパンはあるがほとんど使っていない。下着だって、何度も買い替えるほど雑には扱っていないし。

金の使い道と言えば、食料と光熱費と家賃くらいだ。

だから、多くの金は必要にはならない。結果、家で稼ぐのが一番だ。


やることを済ませた美樹彦はさっそく椅子にすわり、PCに向かった。

PCの電源をつけ、今の稼ぎ状況を確認するとすぐにそのタブを閉じ、「オンラインゲーム」を開いた。



<オンラインゲーム>

主にオンラインによるコンピュータネットワークを利用したゲーム(コンピュータゲーム)。略して、オンゲー、ネットゲーム、ネトゲとも呼ばれる。 ―Wikipediaより引用


そそして、美樹彦には不可解な能力が宿っていた。

彼はそれを「架空世界へ潜る(ゲームダイブ)」と呼んでいる。ま、そのままだ。これ以上わかりやすくて簡潔な言葉はないだろう。

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