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Q.『凡龍は平凡な日常を楽しめるか』?  作者: 虹乃夢見
“普通”という事情は何時でもそこにある
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『何もおかしな事は言っていない』

 彼は中肉中背の少年である。

 彼は良くも無く、悪くも無く。

 彼は並でありながら、平べったくもある。

 ――――――――が。

 唯一抜きん出ているとすれば、それは“無味乾燥”な人物で在り、“一般的”で在り、“普通”で在り、“平凡”で在り、“何時も通り”に、“日常的”で在り続けて居る事だろう。

 それが彼における、“モブ”の在り方で在る。

彼の名は『日常(ひづね)凡人(ぼんと)』と言うらしい。

厭味ったらしく“日常(にちじょう)”に凡人(ぼんじん)と書いて『日常(ひづね)凡人(ぼんと)』と云うらしい。

 男性(少年)らしいが、あまりに中性的過ぎるので意外に女性(少女)と誤解する者が多い、との事。

 後、アニメ声らしいとの専らの噂である。

 イケボ…の方では無く美少女――――その中でも極端に珍しい『ロリ声』である。

 特徴的だ、と言われればその位か。

 最後のそれが唯一世界的に見ても印象的且つ特徴的である事以外は“至って普通”の、何処にでも居そうな少年である。

 いや、嘘であっても伏せておいた方が後々面白いとさえ感じる。

 それは世間…世の中が勝手に決め付けた、“お約束”で有る事は疑いようも無い、ごく“有り触れた”、それでいて“当たり前”の事柄で在るのだから……。


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