『グゥレェェェェッドォ! …ァアァァップッ!!』
※文章を追加しておりますが、それでも短めです。
部屋から出るとちょうどいいタイミングで、鍛冶を終えたらしいのか僕の武具一式を抱えてタルワール君と出くわした。
「あ、コモンさん!」
何かタルワール君がさっき以上に輝いてる気がする。
「どうしたの?」
「いえ! 凡剣、凄いです!」
何が凄いのか。
まぁ折角だし、説明でも聞こうかな。
「あ、その前にお返ししますね」
そう言って、例の愛剣が久々(?)に僕の元へと戻って来る。
○凡剣・日常茶飯事Ⅱ【片手半剣】
・Raeity :Uncommon
・Grard :☆☆☆
・Mastrey :0%
・Durability:∞
・凡能力が形となった太刀。
『熟練度』による『強化』を重ね『覚醒』を施し、『進化』を重ねる事により内に眠る真の力が覚醒していくだろう。
・【進化Ⅰ】
『コモンスラッシュ』…斬った対象物のレアリティ及びグレードをCまたはN級へと一時的に強制変更させる。
成功確率は1/10%
追加効果が増えていらっしゃる。
しかも一時的とはいえ改竄能力とは……何ともえろい(えげつない・露骨・嫌らしい)な。
というか、第一段階の進化までお済みの様で。
レアリティーアップどころか武器の種類まで変わってしまったよ。
恐るべし、職人。
「…なんか凄い事になってるね…?」
「はい! 『初級鍛冶師』から『中級鍛冶師』にスキルが進化しまして。その関係で何時も以上に上手く出来る様な気がして…ああ、勿論親方に言わせればまだまだなんですけど!」
この時、興奮して息巻くタルワール君から放たれるマシンガントークは凄まじかったのだけれども、達成した時のきらきらとした笑顔が、中学生特有の中性的な童顔と相まって、妹みたいで可愛いなぁ、等と思ってしまったのは内緒だ。
確かにリアルで妹は居るけども、此処まで素直できっちりしていないので羨ましい気分になったのは此処だけの秘密って事で。
同時に預けていた防具も強化されて、追加料金支払わなければならなかった…ていう事実にひっくり返りそうになったよ。
だけどやっぱりタルワール君の可愛さにやられて結局、どうでもよくなっちゃったけどね。
――――誰だ、チョロインて言った奴!
まぁ良いさ、今は「幻聴でした」で許してあげようではないか。
取り敢えず他の武具…基防具も確認してみると、
Head :凡龍兜・頭吉+2
Bady :凡龍鎧・義胸+2
RArm :凡籠手・右京+2
LArm :凡籠手・左京+2
Leg :凡龍脚・脛雄+2
Acce :凡龍環・厳首+2
という風にグレードアップしていた。
一式リンクで【纏装陣・凡氣】といった訳の分らんアビリティーが新たに追加されていた。
うむ、解せぬ。
【統合覚醒Ⅰ】
『纏装陣・凡氣』
・凡シリーズ一式が揃った時に発動可能。
一定の確率で受ける技のグレードがN級に変化し、ダメージが軽減される。
成功確率は1/10%
相変わらず、無茶苦茶が過ぎる性能だな、おい!
「さて、気を取り直して…」
狩りに行く前にログ・アウトしますか。
H28.2/3修正
ただ、残念な事に僕は一人っ子なので、相当悔しい気持ちが同時に膨れ上がってたのも→確かにリアルで妹は居るけども、此処まで素直できっちりしていないので羨ましい気分になったのは
Name :コモン
Sex :男性
Race :凡龍【人化形態】
HP :100%
MP :100%
Weapon :凡剣・日常茶飯事Ⅱ(0%)
Head :凡龍兜・頭吉+2
Bady :凡龍鎧・義胸+2
RArm :凡籠手・右京+2
LArm :凡籠手・左京+2
Leg :凡龍脚・脛雄+2
Acce :凡龍環・厳首+2
Title :【平々凡々】
Skill :『武闘術』Lv27 『平凡化』Lv13 『行動制限解除』Lv25 『発見眼』Lv26 『鍵人』Lv1 『趣味術』Lv29 『龍言語』Lv3 『龍魔法(無)』Lv10 『龍魔法(火)』Lv1 『精霊魔法』Lv3