プロローグ
トウドストゥール女学校
私がこの春から通う高校だ。
この学校は限られたモノしか入ることができない所で、私を含め学校内には31人の生徒しかいない。
自然豊かな環境の中で3年間色んな事を学ぶのだ。
普通の学校では学べないことを…
「よい…しょっ!」
部屋に荷物を運び終わり真樹菜は一息つく
今日から寮生活の始まりだ。
新しい生活にどきどきする
どきどきどきどきどきどき
どうか何もなく3年間過ごせますように…
真樹菜は思う
ドンドンドンドン!
「!!!!!」
急に強くドアが叩かれた
『ガチャッ』
「真樹菜〜広間いこー!!」
ドアを開けたのは白い女の子
髪は白いショートで全身白い服で統一している。
「ゆき!もうそんな時間かぁ…」
名前は榎ゆき〔エノキユキ〕。入学式で仲良くなった子だ。
ゆ「みんな真樹菜で話題がもちきりだよ〜!なんてったって特別枠で入ったんだもん!」
真「…あ〜、そうなんだぁ…。特別枠だからって私は大したことないんだけどなぁ…」
ゆ「何言ってるの!特別枠の子もう1人いるけど 真樹菜の方が注目されてるんだよっ!そりゃあもう一人の子も希少な存在だけどさ!真樹菜の方がもっとすごいよ!だって私聞いたことなかったもん!すごいよ!真樹菜は!!」
真「あ、あははは…。ありがと〜…」
ゆ「おっと!時間ヤバい!真樹菜 急いで!広間行かなくちゃ!」
真樹菜は急いで準備して部屋を出た。
広間へ急ぐ
今日から寮生活。
広間で寮生活の説明がある
入学式では隣の席に座った ゆき としか話さなかったから今日初めて全員と関わる
みんな私の話題でもちきりなんだ…
きっとみんな私にいろいろ聞いてくるだろうな
いろいろ…
バレないようにしなきゃ
バレたらここにはいられない
だって私は
人間だから