2/12
プロローグ
主人公に憧れる青年がいた。
でも自分でも薄々気づいていた。
なれないって。
なりたくてなれるものでもないって。
それは正しかった。
青年は主人公になる素質はなかった。
もし、◆◆さえあれば主人公だったかもしれない。そんな人は以外に多いかもしれない。
主人公みたいに誰かを救える人になりたい。いや、主人公みたいに、"負けない"人になりたい。
今から始まる序章はそんなお話。
主人公になれない青年が、主人公になろうとした話。
そして、
主人公を手に入れるお話。
プロローグって大事ですよね。
(誤字脱字、指摘大歓迎です!)