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あの頃  作者: サウス
9/10

15の秋から冬

若者を堕落させるにはもってこいの音楽と仲間は僕の成績を急降下させた。

多感な青少年を堕落させるにはもってこいの音楽と仲間が順調に僕の成績を下げていった。


僕は授業もサボりがちになった。しかし、心の中は焦る気持ちが日毎に強まっていった。この辺りが、へたれのへたれたる所以である。

そして、母を交えた三者面談の日が来た。僕は素行の悪さが祟って、希望高校どころか、それより2ランクも低い高校がギリギリと言われた。


ハッと我に返った瞬間だった。

遅ればせながら、僕もようやく受験勉強を始めた。しかし、三ヶ月程の自堕落な生活は僕の学力を著しく低下させた。


僕はまたも、投げやりになりかかったが、今度は奮起して踏みとどまった。高校に行ってからの薔薇色の生活を夢見て、必死に勉虚した。腐ったミカン達の甘い誘惑も断って、青筋立てて勉強した。やがて年が明けて、受験の季節がやってきた。

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