表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あの頃  作者: サウス
2/10

第一章2話

夏休み、田舎での心躍るイベントと言えば、夏祭りだった。

夏休み・・・田舎での心ときめくイベントといえば夏祭りだ。本当は町中のでかい公園で開かれる祭りに女の子と行きたかったけど、夜、その祭りに女づれで行ったら、まず間違いなくカツアゲされる時代だった。へたれな僕にはそんな勇気はなかった。

でも、そんな事より、誘いをオーケーしてくれる女の子がいない事が問題だった。結局、地元の神社の境内で催された祭りには誰も一緒には行ってくれなかった。従兄弟の家から近い神社なので、二才上の従兄弟と弟、妹という涙が出そうなくらい健全な集団で祭りに繰り出した。

その祭りで僕は衝撃的な場面に出くわす。

その当時僕は中学二年の時に同じクラスだった、バスケをやっているクーコとみなから呼ばれている女の子に片想いをしていた。その恋は成就しそうになかったが、僕はテニスの最後の大会前に、彼女の写真をラケットカバーに忍ばせて戦いたくて、彼女に写真をせがんだりした。やっと、もらった写真は彼女がおそらく小学低学年のころの日舞の発表会の写真だった。今考えればそんなふざけた写真をくれた時点で脈なしとわかりそうなものだが、その当時の僕は写真かもらえただけで有頂天だった。いじらしいヤツ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ