71/71
あとがき
皆様、こんにちは。
木野かなめです。
この物語ですが、私が地方勤務をしていた時代のことを思い出して書きました。そこでの自然の風景はすばらしく、絵画の中で生きているような日々でした。そのとき私は30歳。いつか小説を書きたいと思いながら、筆をとることはありませんでした。
いよいよ異動が決まったあと、工場の方々は私のためにたくさんの壮行会を開いてくださいました。思えば工場にいた間、何度となく優しくしていただいたものです。こんな、工場の邪魔をしに来ただけのような若者のために。
私はあの方々にいただいたものを終生忘れることはありません。これまでくすぶっていた執筆熱が臨界点を迎え、異動後に流れるように執筆をしたのです。
本作では、田舎の自然の風景、そして鉱山の場景を皆様に楽しんでいただければ嬉しいです。本当に、神様が棲んでいると思わせてくれるような風景でした。トラとすくねと温。少年少女のジュブナイルが一人でも多くの方に届くことを願い、このあとがきを結ばせていただきます。
ありがとうございました。
木野かなめ




