私の今の話
さて、今日も1日頑張ろう。
ベッドから起きて顔を洗い軽く身だしなみを整える、メイクも薄っすらと。
職員用の寮から出て、途中にあるパン屋さんに寄ってから冒険者ギルドへ。
冒険者ギルドに入るとすでに出勤している先輩達に挨拶をしてから職員部屋に入り、そこに置いてある小さなテーブルでさっき買ってきたパンと家から持ってきた紅茶を飲食。
私と同じ時間に働いている先輩職員のミウ先輩に今日の予定を聞いた後、軽く掃除してから業務開始。
今日の私の担当は依頼を受ける人達の受付と、依頼人からの受理された依頼の紙をギルド内の壁にあるボードに貼ること。
ボードに貼ってある依頼の期限が過ぎていないかもチェックを忘れないようにしないと。
外し忘れてると揉めることがあるからね。
受付は依頼の紙をボードから外して持って来た冒険者さんに内容を確認してから受理する。
たまに自分の力量を超えた依頼を受けたがる人がいたりするから注意すること。
私が1番注意しないといけないのは僧侶職の人をパーティに入れてる人達だ。
今は慣れた人が多くなったからいいけど、私がギルドに来て受付をした当初は大変だった。
僧侶職の人が来て私を見るたび悲鳴を上げたり倒れたりして不審者扱いされそうになって、ギルマスがしばらく私の側に居てくれて問題が無いことがわかったから僧侶職の人はギルドに入らず入り口付近に留まるようになった。
本当にご迷惑をお掛けしました。
でも、おかしいんですよ?
僧侶職の人に何がある、または何かあったのか仲間の方が質問しても顔色を青くしたまま‘何も無い’とか‘自分の力不足のせい’だとか‘彼女は悪い人では無い’って回答しかしないんですよ。
いや、何かあるからそうなるんですよね?
まあ、そのお陰で誤解?不審者疑惑も早く解けたんですけど…何かモヤモヤします。
ガシャン、ドカッ。
冒険者ギルドの入り口でドアを蹴り開けた柄の悪い人達が入ってきました。
ギルド内にいる冒険者さん達に偉そうにしながら受付までやって来ました、私の受付の前に。
あきらかに別の場所からこの領地のギルドにやってきた新参の冒険者でしょう、私これでも人の顔を覚えるのは得意なのでこの人達は知らない顔です。
「へへっよお、姉ちゃんいい儲け話の仕事はねぇか?俺たちはBランクのパーティ崇高なる勝者だぜ。」
Bランクですか、確かに高ランクではあるんですけど私が知ってるBランクの人達とは明らかに差がありそうですが…装備を見ても良くてCランクに入るかぐらい何ですけど、取り敢えず相手をしている間に他の人にギルマスを呼んでもらいましょう。
「そうなんですね、素晴らしいです。
ですが先程高額の依頼は出てしまいまして…。」
「えー、マジかよついてねぇな。
それなら姉ちゃん暇だろ?侘に俺たちに付き合っちゃくれねぇか。」
「そうだぜ、可愛がってやるからよ〜。」
「ハハハっ。」
「そうそう。」
4人ともニヤニヤしながら私を見てくる。
何が侘なんだか、関係ないじゃないそんなこと。
周りの冒険者さん達は何が起きても対処出来るよう身構えてくれているようだ。
返事をしない私に業を煮やしたのか最初に話し掛けてきた男が私に手を伸ばした瞬間。
「おうおう、いい度胸じゃねぇかクソガキ共。
俺が相手してやってもいいんだぜ?」
声と共にやってきたのは魔物も逃げ出しそうな眼光の鋭い巨躯の大男。
内のギルドマスター略してギルマスだ。
ギルマスを見た瞬間慌てて逃げ出した崇高なるなんちゃら、いったい何がしたかったのやら。
「ライム大丈夫だったか?怪我は?」
「大丈夫ですよ、ギルマス。」
「そうだぜギルマス、オレらもいたしな。」
「怪我なんかさせるわけねーよ。」
心配してくれるギルマスに周りの冒険者さん達。
本当にいい職場に入れてよかった。
またアイツらを見つけたら迷わず見回りの兵士か冒険者ギルドに伝えろよと言われた。
確かにまた絡まれたら堪らない、気を付けないと。
お昼休みになり近くの食堂に先輩と一緒に食べに行った。
しばらくは1人にならないようミウ先輩にも注意された。
午後の仕事は依頼を終えた冒険者さん達の受付、依頼料の支払いは別の受付なので手が空いたら完了した依頼の書類整理だ。
無事何事もなく終業時間になった。
帰りは一緒の寮に住んでる男性職員さんと一緒に帰ることに。
ミウ先輩とは住んでる場所が違うのでギルドでお別れ、また明日お願いします。
寮に戻ってきたので先ずはお風呂で、その後帰る途中で買った出店の惣菜で晩御飯、歯磨きをしてからベッドへGO。
今日も1日お疲れ様、また明日。




