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異世界にて

突如異世界に飛ばされてしまった主人公、御厨利 千。

この世界を救う勇者として召喚されたのだが……

俺の名前は御厨利 千。

年齢は25歳、一人暮らし、彼女は無し童貞のフリーター。


そしていま俺は自分の部屋で絶賛オナニー中だったわけだが気付いたら見覚えのない大広間にいた。


「何処だ…ここは…?」


「キャアァァァァ!!」


!?


響き渡る悲鳴と共に槍と剣を持った甲冑の男達に囲まれる。


「なっ…なんだなんだ!?」


とっさに両手を上げる俺だったがそれを遮る大きな声が広間に響いた。


「やめい!!我らが召喚した勇者であるぞ!無礼は許さぬ!」


そう発したのは広間の奥、階段の上に設けられた椅子に座る長い白髪にローブを着た爺さんだった。


「給仕よ…服を渡しなさい」


そう爺さんが命令すると甲冑を着た連中の間からメイドの格好をしたお姉さんが服を持ってきた。


「ど…どうぞ…」


顔を赤らめながら背けるメイドを見て自分の体を見ると下半身すっぽんぽんだった。


「っ!?」


すかさず服を奪い下半身を隠す千。


「おほん!ではここに召喚された5名の勇者たちよ、まずはわしの話を聞いてもらいたい!」


先ほどの爺さんがそういうと甲冑の男達が下がる。


「わしはこの大陸の王ケトルティウスという」


ズボンを履きながら全体を見渡すと見慣れない服を着た連中が何名か爺さんの側におり両サイドには先ほどの甲冑を着た連中にメイド、そして中央には俺を含め5人の男女が立っていた。


「まずお主らはこの世界とは別の世界から召喚された勇者である!そして魔王に支配されたこの世界を救ってほしい!」


すると同じ中央にいた金髪の男が声を上げる。


「ふっっざけんな!いきなり変なところに連れてこられて世界を救えだぁ?今すぐ元の場所に帰しやがれ!」


甲冑の連中が動き出しそうになったがケトルティウスが手で合図し止める。


「残念ながらお主達を元の世界へ帰すことは出来ぬ。

仮に帰ったとしてもお主らは元の世界では死んでしまっているからの」


中央にいる5人が驚く。

その内のポニーテールをした黒髪の女の子が聞き返す。


「ど…どういうこと…?」


「ここに召喚される条件として元の世界での死が必要となってくる、そして死後直ぐのタイミングで召喚されたというわけじゃ」


千も質問をする。


「じゃあなんで俺達はまだ生きてるんだ!?」


「それはこの召喚のシステムを創った神の力によるものだ。外見は一緒だが中身は別物、死ぬ前にはなかった特別な力が今のお主達の中に宿っておるはずじゃ」


困惑する5人。

だが心なしか皆自分の死に対して心当たりがありそうだ……俺を除いて。


だって最後に覚えてる事なんてオナニーしてたことくらいでそれ以外にナニしたってわけでもないし、、、

いやナニはしたけど。


するとメイドの格好をした給仕達が俺達に何かを持ってきた……ブレスレット??


するとケトルティウスが説明しだす。


「それは身につけたもののステータスを知ることが出来る魔道具じゃ。それを使い各々スキルなどを確認してもらいたい」


そう言われ身につける千。

するとブレスレットに付いた水晶部分からホログラムのようなものが浮かび上がる。

そこには名前、レベル、スキルなどの情報が記されていた。


「まるでゲームだな、ん?

固有スキル…テクノブレイカー?なんだこれ?」


皆自分のステータスを確認し終わった所でケトルティウスが話をし出す。


「明日お主達には守護神の祠に向かい使い魔を取得して貰いたい。詳しい話はこの後の食事の席にて王国騎士団長から指示を受けてほしい」


一通り話を終えたケトルティウスは甲冑の男達の中でひときわ大きい男に指示を出すと男が俺達の前に来て説明しだす。


「私は王国騎士団長ガイアと言う。国王からあった通り私から今後の事について説明させていただく」


そういうとガイアはこちらへと俺達を食事の広間へ案内する。


先程の大広間を後にし通路歩く5人。

周りを見渡すとまさにお城といった感じの作りになっている。

すると後ろから千の肩を誰かが叩く……さっき怒鳴っていた金髪の男だった。

歳は千と同じぐらいだろうか?


「おい、さっきの話信じられるか?」


千が応える。


「いや、何が何だかさっぱり……でもドッキリや作りに物にしては大掛かり過ぎるしそれにここに来る直前まで俺はアパートでオ……」


「オ…?」


咳払いする千。


「と、とにかく俺は直前までアパートに居たんだ。こんな瞬間移動みたいなことあり得ないしそれにどう見てもここ日本じゃない…」


「…だよな、俺も買い物してる途中で喧嘩になって気づいたらここにいてよ……

そういえばあのおっさん、ケトルティウスだったか元の世界で死んでここに来たとか言ってたよなあんた心当たりあるか?」


「いいや?」


たしかにそんなこと言っていたが俺の場合オナニーしていた事以外特に変わったことはなかった。

しいてあげるならいつもより8回程回数が多かったことくらいだったな…


すると金髪の男が考え込んだ顔で千に言った。


「……実は喧嘩してるとき何かが背中に当たる感覚があってよその瞬間にはもうここにいたんだ。もしかしたらその時……」


金髪の男と話してると先頭を歩いていた騎士団長のガイアが止まる。前を見ると扉の前におり奥からいい匂いがしてくる。


「ここが先程いった食事の場となる。食事をとりつつこれからの説明などをさせていただきたい」


扉を開けると何台か長テーブルが設けてあり中央のテーブルに食事が用意されている。


「では好きな席へ掛けてくれたまえ」


ガイアがそう言うと各々適当に席につく。


テーブルには様々なご馳走が用意されておりナプキンやフォーク、スプーンなどさながら高級レストランのようである。


自然とお腹が鳴る千、時間的には夕食時であるが果たして手を付けていいものなのか?

周りを見ると皆同じように様子を伺っていた。


1名を除いて。


隣に座った金髪の男を見るとすでに食事に手を出し口一杯に頬ばっていた。


「これめちゃうまいぞ!あんた食べないのか??」


するとガイアが食事を勧める。


「別に毒などは盛られてはいない。これは国王からの持てなしだ、安心してほしい」


そう言うわれ皆少しづつ食事に手を出していく。


全員の緊張が少しづつ解けていくのを感じ始めた所でガイアが話し始める。


「ではまず初めに一人づつ軽く自己紹介をしていただきたい。今後の事も考え名前なども覚えていきたいのでな」


すると金髪の男が先陣を切る。


「俺の名前は鎧塚 堅固、25歳。喧嘩してる途中で気づいたらここにいた以上」


自身の説明を終えまた食事に食らいつく堅固。


俺の方を見る一同。

……順番的に俺か


「俺の名前は御厨利 千。

歳は25歳、ここに来る前は……仕事から帰って部屋で休んでる最中だった」


次に俺の左に座っていた黒髪でポニーテールの女の子が説明する。


「私は伴野 薬子、歳は20歳です。私はその……睡眠薬で…」


固まる一同、それぞれ目を泳がせている。


ゴホンと咳払いをするガイアにハッとする一同。

では次頼むと重くなった空気を次の流れに変えてくれた。


薬子の隣に座っていたのは茶髪に肩くらいのショートカットの女の子だった。


「はいはいっ!私の名前は反尾 弓射っていいまーす!歳は19歳でここに来る前は車でドライブ中でしたっ」


なんとも明るく元気系な感じの子だなぁと感じた千だったが反してその隣にいる男の子はとても暗い感じでほとんど食事に手を付けず下を向いていた。


君の番だよと肩を叩く弓射。

ビクッとしながらも全体を見渡しおどおどしながら自己紹介をする。

制服を着ていることから学生だろうか?


「ぼっ僕は…の名前は永重 空っていいます。歳は16歳でここに来る前は……うっ」


気分が悪そうに前かがみになり口元を押さえる空。

一体なにがあったのだろうか。


右肘を付き食べかけの肉を持ちながら堅固が突っかかるように空に言う。


「まったくはっきりしろよ、男だろなよなよすんな」


すると弓射が庇うように空を抱き抱えながら堅固に言う。


「まだ学生なのにいきなりこんな訳わかんない所に連れてこられて戸惑うのも当然でしょ!まったく見た目通りほんとデリカシーのないやつね」


反応する堅固。


「あぁ!?」


パンッと手を叩くガイア。

一同がガイアを見る。


「では一通り紹介も終わった所で本題に移りたいのだがよろしいかな?」


ケッと言い放ち静かになる堅固。


そしてガイアからこの大陸や国のこと、そして俺達に課せられた使命を話し始めた。









……………………なんか落ち着いたらムラムラしてきた。















御厨利 千……身長170㎝ くせ毛ミドルヘア 

体型は普通。


鎧塚 堅固……身長175㎝ 金髪ソフトモヒカン

体型は少しガッチリ


伴野 薬子……身長160㎝ 黒髪ポニーテール

体型は細身 Dカップ


反尾 弓射……身長158㎝ 茶髪のショート

体型は普通 Cカップ


永重 空……身長165㎝ 黒髪マッシュ

体型は細身


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