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別世界への滞在
これが祖父が見ていた光景か…
NICは自分が潜水士であるにも関わらず、
海の光景に見惚れていた。
PANもこんな気持ち何年振りだろうか
童心に戻り辺りを見回す。
自分の生まれ育ち、
そして今日まで住んでいる自分の島に、
こんな違う表情が有ったなんて…。
2人は時間を忘れ海中の世界に惹かれていった。。
2人は船上にあがり、
興奮した息遣いで思い思いに言葉を発する。
NIC「なんだこの世界は!」
PAN「ここが私が育った島の海だなんて」
NIC「ォレは潜水士だがこんな海の表情は初めてだ!」
PAN「N ICあなたはずっと海の中潜ってるじゃないっ!」
NIC「違うんだ‼︎これはォレの知っている
海じゃないAHAHA」
PANとNICはお互い大笑いする。
NIC「今日は楽しかったよ」
PAN「私もよ」
NIC「どうだい明日も一緒に潜らないか?」
PAN「是非とも。と言いたいんだけど、
明日は本島で学会があって」
NIC「そうか…それは仕方ないな」
PAN「ごめんね」
NIC「まぁ今日潜れたし楽しかったよ」
PAN「私もよ。それじゃ明日も別世界楽しんでね」
2人は帰路に着く。