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思い出の地へ
幼い頃NICとPANは良く海岸で遊んでいた。
どっちが貝殻を多く拾うか、
どっちが大きな貝殻を見つけるか…
その大きさを巡って
大喧嘩したこともある間柄だ。
PAN「やぁNIC来てたの」
NIC「PAN久々だな」
2人は桟橋に腰掛けたわいも無い話にふける。
NIC「あ、そうだ!これ見てくれないか!」
PAN「なーに」
NIC「これなんだ」
PAN「あー懐かしい。潜水の道具ね」
NIC「覚えてるのかい!?」
PAN「そりゃそうよ!だってNICのお爺さんそれ着て私を脅かすのよ!
NIC「あははは!そうだったそうだった」
PAN「んもぉ」
NIC「あの時はォレ子供だったから着れなかったけど、今ならサイズもちょうどだし着れるんじゃないか」
PAN「確かに」
NIC「これ着て潜らないか」
PAN「いいねそれっ」
2人は海へと向かう…
船を出し沖に停泊し碇を沈める。
NICとPANは水中へ…