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お悩み屋(仮)  作者: にしにし
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1-7

ケース2。

親友の幸せのために、想いを秘めたままにする。



もちろん最初はこれしかないと思い、身を引く自分に浸ってしまえれば楽である。


しかし感情とは実に厄介なものであり、浸ろうと心の中にお湯を張っても、まるで高性能な洗濯機の脱水の如く勢いでお湯は流れてしまう。

悩み屋さんと出会った時の私は、さしずめ干す前の洗濯物のように生乾きだったのだろう。


悩み屋さんに話してからは、少し考え方に視野が広がったように思える。

何故ならばナツキの幸せを…とか言っているが、ナツキの気持ちが微塵も入っていないのである。

ナツキがジュンペイを好きなのかもわからない。もちろん怖くて確認など出来ない。

と、いうことはケース2の場合、ジュンペイの幸せのために想いを秘める…ということ?



いやいや、ジュンペイの幸せなど他人に譲れるほど私の想いは浅くない。

つまり?このケース2はただの逃げだ。

幸せ云々という言い訳をしているだけの逃げ。

逃げるのも楽ではないのだ。

自分の想いがライオンのように襲ってくる。逃げ切ることほど辛いものはない。


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