登場人物紹介(最終話終了時)
お久しぶりです。
最初から自分で読み返し終わったので、確定版の登場人物紹介を載せてみます。
完全ネタバレなので、本編読了後に読むことお勧めです。
こういうの書いてみたらすごく楽しかった!(小並感)
でも、普通の話の方がいいよって方もいらっしゃると思うので……普通の番外編も今週中には、たぶん、書きますm(__)m
(プレイヤー側)
・僕……主人公。男性。大学生。外見は特徴がないがどこか不思議な雰囲気がある、らしい。基本ポジティブだが自己評価は低め。あれこれ考えるのが好きだが、それが実を結んだことはあまりない。落とし穴が見えていても深く考えず踏み抜くタイプ。踏み抜き続けた結果、最後は最大の敵であり超えるべき壁の上司と一緒に自爆するという作戦を決断し、実行する。好きなものはサメ映画、オムライス、紅茶。
現状は現状でしょうがないから、ここからできることを考えよう、というしゃーない精神に溢れている人。ただ、それが最後に足を引っ張る形に。しょうがないなあ、で受け入れた瞬間終了することも世の中にはある、ということでした。最後の方には思考がバグり始めてちょっと怖かったです。本格的にバグる前に、短期決戦で早期離脱が結果的には最善だったのかも。融合での変更点は「ゲームの世界を現実と認識する」「表に感情が出やすくなる」の2点だったはずなのに……。
当初の予定だと、実は女性で、可愛いものに憧れるのんびり僕っ子でした(まだ言う)。分かりにくいかと思いますが、本作では男性です。最終決定です。
……読み返して気づきましたが、この人2時間キャラメイクにかけてるということは、ゲーム内で20時間皆を待たせてますね。肺に穴が開いても仕方なかった。
・サロナ……もう一人の主人公兼同居人、兼ヒロイン。緑髪紫目、華奢で全体的にどのパーツも小さめ。細かいことは気にしない性格。魔王軍のスパイという名目の左遷にあい、周囲に敵しかいない状態で始まりの街に飛ばされてしまった。そこで主人公に体を乗っ取られる(?)も、別に動揺もしなかった、という、大物なのか鈍いのか判断に困る存在。上司アルテアを愛してやまない。主人公と一緒に特攻した後、そのまま消えそうな主人公の手を引っ張って浮上し、現実世界に生還する。
楽できたら別に細かいことはいいかという、違うベクトルでのしゃーない精神に溢れている人。主人公との同居生活で、この人が一番成長したような気がします。上司と一緒に死にたい、という方向に流れた主犯でもあり、その後死にそうな主人公を救った恩人でもあり。
当初の予定だと、魔王城で目立ち始めたちょっと後に意識不明になるはずだった人。理由は、起きてたら上司と対立してくれなさそうだったので。でもそうすると主人公と寝てるサロナが上司と一緒に死ぬ、という最期になるので……寝てる子と無理心中はいかんよ、ということで起きたまま生き残りました。結局上司とは無理心中じゃないの?という疑問は聞こえないこととします。彼女がいなければハッピーエンドは難しかった。
名前の由来:「ハンドルネームメーカー(作成機)3文字編」で10個完全ランダムで作成した中で、一番いいなと思った名前。残りは「ふよみょ」「にぎょそ」とかだったのですぐ決まりました。そっちの方がけつばんっぽい名前ではありますが……。
・ヴィート……貴重なツッコミ枠。外見はチャラい、らしい。常識的な言動で冷静だがその反面、情熱的でもある。そのツッコミ精神のせいかおかしなものに対する耐性が異常。パーティーの司令塔。パーティーのメンバーを励まし、主人公の遺志を間違って受け取った結果、ゲームクリアの立役者となった。
最終話とその前話のみで不憫ランキング一位に躍り出てしまった感のある人。すまん、としか言いようがない。私の話では常識人がひどい目にあう確率が高いですが、常識的な人がいないと話が進まないというのも理解しています。ごめんなさい。彼が救われる日は来るのでしょうか。
名前の由来:ヴィートも含めた他の西洋っぽい人名はだいたい「TRPG 名前作成」でランダムで出てきたやつです。
・ユウ……外見は美人、らしい。登場時だけしっかりものお姉さん、だったが、ミーハー要素と恋愛脳が加わった気がする。意外に主人公と同じくらいの身長(150㌢くらい)。いい人であまり他人を疑わない性格ゆえに、主人公のことを健気だと一番誤解している人。
……しまった、大剣使いと大剣使い(主人公)で被ってしまった……。主人公が遺した大剣は彼女が受け継いで使っています。パーティーのまとも枠その2。常識人が足を踏み外していく中で、最後までまとも枠に踏みとどまったという点で、貴重な人材。
・ギャレス……外見はこわもて兄ちゃん。一言でいうと脳筋。話すのは苦手なので口数は多くないが、意外に的確な指摘をすることが多い。彼の中では、多くを告げず行動に移している(ように見える)サロナの評価はとても高い。予定と違う人第2号。当初は科学者系お姉さんが加入予定だったので。
何故このバイトに参加したかよくわからない人。けれど、ゲームの本サービス開始後も参加してくれているところを見ると、彼なりに得るものがあった、ということでしょう、たぶん。主人公以外で、ネットやゲーム系のネタを拾えるパーティー内唯一の人でもあります。
・ナズナ……予定と違う人第1号。外見は可愛い小動物系なヒロイン。のはずが、立派なヤンデレ系に。路線変更は無理でした。その好意が友情なのか愛情なのか悩むこともあった(過去形)。ヤンデレ故にか、対象への追尾性能と束縛したがる習性がある。今教会に入ったら光になって浄化されてしまう気がする。ただ、踏ん切りのつかない主人公が最後に正体を告白できたのは、現実でこの子が主人公を判別して、その後も繋がりを持っていたおかげ、かも。
……異論はあれども、主人公に対する好意を隠さないのはこの子のいいところだと思います。主人公のことを何でも受け入れてくれる存在。ただ、この子にあんまり寄りかかりすぎるとすごく駄目な人が育成されてしまう気がします。適度な距離を保ちましょう。……なお、最終話時点では、まだ現実世界での彼女と主人公の鬼ごっこ(?)は続いています。
・予言者……銀髪銀目の女の子。ガチの戦闘職でないにも関わらず、対上級魔族2キル0デス。主人公のあたふたを他人事だと見て笑っていたら、いつの間にか最終決戦に唯一最初から同席させられることに。頼まれると、一度は拒否する癖がある。口癖は「えぇー」。文句を言いつつ、見捨てないところを見ると付き合いは良い。
・ユーリー……ストーカー。滅びた街の人たちのことを考えると素振りがはかどる、という、おかしなやる気の出し方をする人。終盤で、意外に重要な人物になった。
・ウサギの人……ウサギが倒せない主人公のことを掲示板に書き込むという大罪を犯してしまった人。この人のせいで話の結構な大筋が変わった。と言いつつ結構初期に出てきているので、いかにストーリーが固まっていなかったか、ということを体現した者とも言える。ああいうラストになったのはだいたいこの人のおかげ。
(魔王軍)
・アルテア(№7)……魔王軍の良心。外見は金髪碧眼。周りは基本的に脳筋が多く、ややこしい仕事は彼女に回ってくる事がほとんどで、多忙。たまにサロナの所に視察に来るのは、「何も考えないでいいから」という息抜きも兼ねていた。その後、息抜きどころではない状況に、主にそのサロナが原因で追い込まれる。最終的に無理心中も受け入れてくれる、器の広すぎる上司。
サロナの成長を喜んだり、自分に向かってきたときは逃げなかったりと保護者的ポジション。これまでサロナによって背負わされた多大な苦労は、あまり外には見せたくないと思っている。また、苦労させられていた魔王城でのサロナとの生活は、意外に気に入ってもいた。自分が倒されて超えられるのは嬉しいような悔しいような、自分の手を完全に離れてちょっぴり寂しいような。能力は呪いと暗黒魔法、実はサロナとお揃いの状態異常無効。
不憫ランキング1位をずっと独走していましたが、ゴール前でヴィートに追い越されました。
・フードさん……名前のない女の子。フードを被った内側は、至近距離でも真っ暗にしか見えない。武器コレクターで、その多彩な武装で圧倒的な戦闘能力を誇る。武器を褒めてくれる相手が好き。役職としては魔王だったが、名乗るタイミングを逃した。サロナ死亡で結束した勇者達に最終的に倒される。
武器に名前をつけるのが趣味ですが、名前のつけ方的にも負けず嫌いな面が出ている気がします。乗り物扱いされてもあんまり怒らない、器の結構広い、上司の上司。勇者に負けた後の最終話で、前回参加しなかったおやつ会に参加し、力こそ全てな魔王軍を変えようかなと思いつつあるところ。脳筋部下の改革方法に頭を悩ませ中。
・アーディティテクトリ(№12)……外見は、首から上がなく、代わりに円盤型のUFOを浮かべている。そんな格好かつ言語はピロピロ音しか発しないが、人格的にはまとも。能力は精神操作。魔王軍の中で珍しく、強さに関係なく上級下級の区別もなく相手を尊重する、というスタンスを取る。通称UFO先輩。
・アンドレアス(№50)……初ボス。熊。けっこう強い。熊界では頭がいい方だった。
・イェスペル(№33)……(主に頭が)残念なイケメン。弱い時点でのサロナでも差別せず、一女性として扱っていた、という点ではいい人だったのかもしれない。ただ、街の中で魔族は魔法が使えない、という設定により、それを理解せず堂々と侵入していたアホ、という風にも……。
・チーロ(№39)……いじめっ子。無限コイルへと進化し、魔族絶対殺すマンと化した暴走サロナに轢かれ、退治された。描写なしで。
途中まで書いていた下書きによると、「お前の上司、部下を見る目ない」という、ある意味正論な禁句を言う途中で「そぉい!!」とサロナに顔面をぶん殴られ、お亡くなりになりました。
・アレット……下級魔族。廊下の掃除も彼女の仕事だったため、城内を徘徊する主人公との遭遇率も高め。おやつ会メンバー会員記念すべき第1号。
この人もまとも寄りな性格。魔族が魔族を評するときに「人」って使うのに違和感があったので使わないようにしたら、この人の台詞が難しかったです。何だよ、「ハサミのあの方」って。
(その他)
・副町長……ゲーム制作者。油断すると、魂とか人格とかよく分からない話を始める。そんなつもりはなかったけど、デスゲームっぽい何かを始めてしまったうっかりな人。現在逃走中?異世界からやってきた人だという噂がある。他のことは何も気にせず夢とロマンを追いかけていたら、ずいぶん遠くまで来てしまった人。




