再会そして再開
今回はテクノとミチュールの話です。
長年別れていた2人が再会します。
なぜテクノを置いて村を去ったのか明らかになります。
アルスは間違いなくミチュールに会ったです。
そしてまだミチュールが村にいるはずです。
ミチュールが居そうな場所と言えばあそこしかないです。
そう考え、テクノは昔すんでいた家に向かった。
昔の家それは、例の樹木そのものだ。
昨日までは樹木の穴は2つつまり、ドクターとアルスの家です。
でも数年前は穴がもう一つあって私とミチュールが住んでいたらしいです。
その頃は私も今よりも幼くて全く憶えていないです。
ミチュールが穴をまた穴を開けたのならそこに居るはずです。
ミチュール「ねえ弟くん。私の部屋の入り口を管理者権限使って開いてくれるかな」
アラン「しばらくつかってないからなー。祠の中の鍵がひつようだな。」
ミチュール「祠の秘密は案外単純なことだけどアルスはまだ気がついていないのかな?知恵の果実の熟する前の青い果実そして明るいと絶対に見つからないここが重要なのに」
アラン「息子は朝の早い時間にいつも探している」
ミチュール「それじゃあ絶対に見つからないかな。暗いからと言って見つかるものじゃない、ちゃんと視ないとだめかな。鍵を取り出すにはこうしないと」
ミチュールはゴーグルを嵌めた。
ミチュール「こんな所にあったのか」
樹木に手を触れると鍵が生えるように飛び出した。
ミチュール「ちょっと鍵借りるよ」
階段を降るとそこに幼い少女がいた。
お互いに今の顔は知らないでも、何か通じるものがあるかのように、彼女達は顔も見つめ合った。
ミチュール「もしかして、テクノなのかな?」
テクノ「そうです。私はテクノ、今の名前はテクノ・エンコード。あなたはミチュール・ヒューズ、私の産みの親ですね?」
ミチュール「やっぱりテクノじゃないか、ひさしぶり私の愛娘」
ミチュールはテクノに抱きついた。
テクノ「放して、放すです。どうして私を置いていったのですか?」
ミチュール「それには理由があって、詳しくは中で話そうか」
階段を少し登り樹木に鍵を差し込んだ。
ミチュール「ユーザー名ミチュール・A・レコード。パスワードは愛しの愛娘との住居」
住居に新しい扉が生成された。
扉を開けた先には、どこかで嗅いだことある香りが流れてきた。
テクノ「懐かしい香りです」
ミチュール「それは当たり前だよ。なにせ、扉が消滅したその時から一切時間が過ぎていないからね」
部屋には赤子用の寝具や特殊な食料が置いてあった。
ミチュール「好きなところ座ったら?私の家でもあり、テクノの家でもあるから。
さて、私がテクノを置いてセンターパークで暮らしていたのには理由があるかな。センターパークは世界の中心とされている場所、ここで何かが起こると世界中で何かが起きてしまう。つまりバタフライ効果が起きてしまう。この変化は一般の人には感じ取ることができない。知らないうちに飲み込まれてしまう。ただ飲み込まれるなら全く問題がないけど、さっきもいったとおり伝染していく。ただ平穏に暮らしたい人の元にも、村が衰退したのは元は聖霊獣を封印させた事にある。さっきの変化つまりは洗脳。自分の都合のいいように人を操る力の事。そんなことをして人々が傷ついている人達と私は戦っていたの。やはり難しいかな。つまりは、HEROをしていたと言うべきかな」
テクノ「別にしなくてもいいことじゃないですか」
ミチュール「確かにこれは重要ではないかな。本当に重要なのは、この世のことわりに干渉しないかなんだ。大昔大勢の人々がことわりにふれたせいで世界中で戦争が起きて、文明崩壊が起きた。また触れる人がいると、今度は文明崩壊じゃ済まない。人類が消滅してしまう。だから私たち守護者が必要だった。守護者が守るのは樹木だけじゃない。世界全部だ。本当の理由はそんな所かな」
テクノ「世界を守るために村を出たですか。それが何だというですか。物心つく前に居なくなって、寂しかったです。もういなくならないで欲しいです。」
テクノの瞳から心の汗を出てきた。
ミチュール「ごめんね。もう勝手にどこかに行かないから、離れたりしないから。こんな人でもって母親として見てくれるかな」
テクノ「おかあさん……」
ミチュール「テクノ……。私の大切な娘。あなただけはもう置いていかない」
テクノは親と再会した。
実の親に。
今まで甘えられなかった分十分に甘えた。もうひとりぼっちじゃない。