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探求者の記録簿(メモリーログ)  作者: Liis
保守協会の謀略
42/109

ここに来た訳とは

 今回から、誰のセリフなのかわかるようにしました。過去に投稿した小説は語尾などを頼りに読んで頂けると幸いです。


 参考までに

なの=巫女様

です=テクノ・エンコード

だねー=アリウム・ミクスチャー

かな=ミチュール・ヒューズ


 アラン「だいぶ水晶が貯まってきたな」

 ミチュール「いっぱい出来上がったのはいいけど、どうやって持って帰るのかな」

 ハック「手伝った後から言うのもあれだけど、こんなに必要なのか?」

 アルス「こんな時の為にポーチがあるんだ。何でも出てくる。何でも入る」

 アラン「ポーチと言っても、そこまで万能じゃないぞ。あくまでそのポーチは工具袋。貯蔵量は無限だが、無闇に入れると取り出すときに苦労するぞ」

 布についた状態の水晶を全部持って帰る事は至難の技だ。集まった水晶を厳選して持って帰るのが得策だろう。

 だが、判断基準がない。

 あるとしたら以下の通りだろう。

傷が少なく罅がない

なるべく大きい

曇りのない

 以上だろう。

 ミチュール「もうじきボンベの空気を使い切るから変わりに水晶を選んでおこうかな」

 腰に付いている銃のようなものを変形させて腕にはめた。

 ミチュール「限界を越えないギリギリの所を攻める。必要最低限の力で輝きを伝えるものを取り出す。ヒューズの名の下に」

 上から延びる水晶をあまり大きくない手のひらで掴んだ。その手を下に引くと大きな塊と化している水晶から1本の柱を抜き出した。

 ミチュール「君達のクリスタとアリウムが欲しい水晶はこれでいいかな」

 アルス&ハック「別に俺達のものじゃないし」

 アラン「息がぴったりじゃないか。案外似たもの同士みたいじゃないか」

 アルス「別に」

 ハック「息がぴったりでは」

 アルス&ハック「じゃないから」

 ミチュール「互いが似ているのかな。それともどちらかが相手に合わせているのかな。そんなことはおいておいてポーチをあけてくれるかな」

 ポーチの口を広げた。

 ミチュール「だいぶ中身が減ってきたかな。ポーチから出したものはなるべくしまっておいてね。ポーチと呼ばれるこれは工業用部品要はいろいろな部品を中にいれて、欲しいものを念じると本部でそれが組み立てられて袋の中に転送される。転送の仕組みは樹木と同じかな」

 


シェルター内

 アラン「それぞれの目標は達成したはずだ。そういえばミチュール姉さんはここになにしにきたんだ」

 ミチュール「実はね、弟君。センターパークのある集団が来て……」

 アラン「もしかして保守協会の連中か」

 ミチュール「新しい物を作り出す人々を片っ端から捕まえて「彼らは悪魔の知恵で人を傷つける道具を生み出す」とかいって高台の上から動けない人を突き落としているの。道具が人を傷つける訳ないのに、道具を使う人が同じ人を傷つけるただそれだけなのに。まあこんなことがあって、こんな人の来ることができない場所にいたって訳かな」

 アルス「ハテノ村付近にも保守協会が現れた」

 ハック「一応撃退はできたが、また現れるかもしれない」

 ミチュール「手を出したからには、向こうも敵対するかもしれないかな」

 アラン「だからといってアルスには守護者の資格を手に入れていない。俺が樹木を放置して旅にでる訳にはいけない。もしや、子ども達を旅に出すのか?」

 ミチュール「弟君の息子には秘密があるんだよね。それがあるから行せても大丈夫何じゃないか。アルスは旅に出たいのかな」

 アルス「今すぐ旅に出たい」

 ハック「俺は自宅に戻ろうと考えているからアルスについて行こうと思う」

 ミチュール「これでメンバーは2人。私を含めて3人」

 アラン「まだ少ないな」

 ミチュール「クリスタとテクノを連れていけば問題ないよね」

 アラン「子ども達を頼めるか?」

 ミチュール「ハテノ村の子ども達は希望の星、子どもを守るのは大人の役目勿論引き受けた」

 アルス&ハック「ハテノ村に戻りたいのだが」

 アラン「ゲートはまだ使えるか」

 ミチュール「使えるけど、1人ずつしか使えないかな」

 アラン「ゲートを使う順番はアルス、ハック、ミチュール、最後にこの俺アランの順番だ」

 大人達がいうゲートとはチューブの滑り台の事だ。

 ミチュール「行き先はハテノ村」

 ゲートのダイヤルを回して操作した。

 ミチュール「さあ中に入って」

 トンネルを滑っている。樹木と比べると明らかに快適だ。

 だが、1つたった一つ気になる点が存在している。それは、到着地だ。

 来るときは樹木の上から落ちたが、帰りは同じような穴に行くのだろう。

 以前樹木の穴に落ちたことがある。

 その時は長い時間落ちていたはずなのに下にたどり着かなかった。

 いったいどうなるか

 それはまた次のお話に続く。

 

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