ハーツブレイク
「みんな集まったか?」
「何こんな時間に呼び出して。」
「本当です。常識で考えろです。」
今の時間は深夜2時ぐらいだ。
あの姉妹は眠そうだ。
「私は平気だよー。」
「お前は人じゃないもんな。」
「私は聖霊人だよ。君のいうところの人間じゃないけど、元は人間だよ。」
アリウムとハックはなんともないようだ。
「これよりゲームをする。」
「お、前回の続きかなー。君もなかなかのゲーマーだねー。」
「何時だと思っているですか。
深夜の2時ですよ。」
「やるなら明日にしてよアルス。」
「俺は寝溜めのできる人間だ。問題ない。」
「人間は寝溜めをできないはずだけど、もしかして君も人でなしなのかなー。」
「何を馬鹿なこと、俺は訓練をして出来るようになったのだ。」
アルスはゲーム機を取り出した。
「今から参加してもらうゲームは、トランプのオリジナルゲームハーツブレイクだ。
ルールはカードまずを均等に配り、その手札で戦う。
カードにはそれぞれ固有の役割がある。
スペードは槍、攻撃のカードだ。
クローバーは使用済み回収のカード。
ダイヤは盾、防御のカードだ。
最後はハート、命のカードだ。
はじめに、配られたカードのハートを全て自分の前に表側におく。
自分の番に行えることは、攻撃および回収どちらか1回のみ必ず行う。
攻撃を受けたプレイヤーは、相手の数値以上の数値を持つダイヤのカードを出すことで防ぐことができる。
なお、一度に何枚も出してよい。
防げない場合は、自分のハートカードを一枚捨てる。
回収は捨てた数値以下のスペードおよびダイヤのカードを回収する事ができる。
これも一度に捨てる枚数が決まっていない。
自分のハートがなくなると負け。
手札がなくなった場合、ハートを捨てることで数値以内のスペードおよびダイヤを回収できる。
言い忘れたが、魔術師のカードはワイルドカード。
全ての代用として使え、敗北はしない。」
「家にこもって考え事してると思ったらこんなことを考えていたんだね。」
「どうしてもやるんですか?」
「ああやろう。」
「ちょっといいかアルス。」
「どうしたハック?」
「やるなら、俺だけにしろ。
あんまり彼女達をこまらせてはいけない。
今は深夜だ。こんな時間に活動できるのは俺達だけだ。」
「私はなんともないよー。」
「さっきのはなしだ。
参加メンバーはアルス、ハック、アリウムだ。エンコード姉妹はゲームをできる状態ではないからかえってもらういいな。」
「勿論。」
アルスとの交渉を終えた。
「じゃあ私達は帰るね。」
「今度ふざけた時間に呼び出したらただじゃすまさないです。」
姉妹は自宅に帰った。
「じゃあゲームを開始する。」
例のコントローラーを装着した。
別の部屋の様なところに飛ばされたようだ。
「始めようか。まずカードを配る。
3人プレイだから、カードは18枚
ハンデとして、2人には魔術師のカードを与える。
任意のプレイヤーを攻撃できるが今回は、ゲームマスターの俺を倒すことを目的とする。順番はハック、アリウム、アルスの順だ。」
場面を考えるため、しばらくの間は投稿できません。