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探求者の記録簿(メモリーログ)  作者: Liis
守護者の日々
25/109

守護者

「いったい誰が入ってきたというの。」

「それはまだわからない。」

「とりあえず外にでるです。」

「そうだね、行動あるのみ。」

部屋(アルスの部屋)から外に出た。

「やっと出てきたか。」

外にはドクターがいた。

「今からこの樹木の形状を変化させる。

しばらく部屋に入れなくなるから、あのポーチを持ってきてくれ。」

「どうして変えるんだ。」

「知っての通り、村に侵入した者がいる。この村はこの樹木の力を借りて暮らしていから侵入者によって、樹木がダメになったら、この村は消滅する。

それを防ぐためには樹木を一時的に侵入不可能にしなければならない。

わかってくれたか。」

「おおよそな。」

「もちろん手を貸してくれるか。」

「村を守るためだ。早く始めよう。」

「では、始める。」

アルスとアランが、樹木を囲んだ。

「クリスタ、テクノ、アリウムも手伝ってくれ。」

「重なる。」

「願いを一つに。」

「新たな姿を。」

「ここに見せよ。」

「守護者の名の下に。」

5人の力を樹木に集めた。

大きな音がなり始めた。

樹木についていた螺旋階段は吸収され消滅して、2つあった部屋の扉は朽ち果てた。

「今は遊んでいる時間がない。

伝えるべきことは、真実の名を侵入者がの正体が明かされるまでなにがあっても、使ってはならない。

アル、クリス、テク、アリ、いいか。」

「もちろん。」

「わかってるよー。」

「はいです。」

「ドクター早くおじいさまの所に行かないと。」



「これより、侵入者対策発表をする。

これが村の地図じゃ。クリス、水晶を貸してくれ。」

「どうぞ。」

地図に向かって、水晶から光が飛び出してきた。

「この光の場所つまりは、正門から侵入した。

おそらく、侵入者は聖霊の復活を感じ取って、村に来た。

その者とアリを会わせるわけには行かない。」

「私なら大丈夫だよー。

今や、聖霊人になったから並大抵のことじゃ負けないよ。」

「勝ち負け関係なく、力を使うと村に来る者が増えてしまう。数人しかいないこの村では、これ以上の侵入者が増えると、村を守れなくなってしまう。

アリは、遺跡にこもって見つからないようにしてもらう。

アルとクリスは侵入者とのコンタクトをとってもらう。

大人が行くと、警戒されてしまうから若者に任せる。

「遺跡の掃除してなかったからしばらくやってるよ。」

「相手が武器で襲ってきた時はどうする。」

「わしがやったポーチで何か出して対抗してくれ。

ただし、殺しはするな。

やつの仲間がやってくるはずだ。」

「私はどうするです。」

「テクは、まだ戦うことができないからアリと一緒に遺跡で待機してくれ。

話は以上だ。

では、守護者として村を守り抜いてくれ。」

それぞれが村を守るために、別れた。

「アラよ、久しぶりだな。」

「ハロも随分年をとったなー。もと、同い年なのに。」

「我々も行くか。」

ハロルドとアランは実は、昔からの大親友で一緒に旅をしたことがあります。

アランが樹木で暮らしているので、年齢に大きな差ができてしまいました。

次話は侵入者目線の話となる予定です。

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