日の始まり
ようやく内部時間が進みました。
アルスがやっているトレーニングについての説明です。
殆どどうでもいい内容です。
2/22
一部分を書き直しました。
今日はいつもより疲れた。
この本は何も書かれてはいないのに様々なことを教えてくれる。
流石に、体力の限界だ。
寝ようとする前に体が自然と睡眠についた。
目が覚めたら、日の出前の時間だった。
こういうときにやると決めていることがある。
それはウッドクライミングだ。
あくまでも木登りではなくウッドクライミング。
家の樹木の上の枝が多くある場所でやっている。
やる意味が無いようなことだと思えるが理由がいくつかある。
1つは、トレーニングだ。
この村を、出て外に行くときのために鍛えてる。
ウッドクライミングは、筋力、集中力、判断力、洞察力、冷静さを鍛えてることができる。
2つ目は、日の出を見るためだ。
普段見る場所、風景も時間によって色々な一面を見せてくれる。
3つ目は、世の中の変化を感じ取るためだ。
この樹木は、環境によって姿を変える性質を持つ。
人は日々時間を過ぎていく、それを実感することによって今生きている時間を大切に思うことができる。
そろそろ朝日が舞い上がってくる。
いつみても朝日は美しい。
これを見ると朝を迎えたと思える。
正直に言うと、本当の理由はこの樹木の中にある隠された祠に辿り着くためだ。
祠には一族の秘密があるらしい。
ドクターは秘密を知っているが教えてくれない。
ドクター曰わく
「知識というものは自分で努力して手に入れるものだ」
もうそろそろ日の出だ。
照りつける太陽の光の前には、どれだけ注意深くしていても、光が目に反射してあたると目がくらんで転落してしまう。
そろそろ降りよう。