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私と彼の関係4

作者: 紫華

この話は「私と彼の関係1〜3」の続きです。そちらを読んで頂いてからのほうが、分かりやすいかと思われます(^^;)

やっと彼のことを忘れられると思ったのに、現実は私に厳しい。



中学卒業と同時に私はバイトを始めた。

だけど、彼は私のバイトのシフトを把握していてバイトじゃない日や、バイトまで時間がある時に呼び出した。


だらだらとすごしたり、体を結んだり、彼の男友達の中に女の子は私1人で遊ぶなんてこともよくあった。





そんな生活が高校に入ってもずっと続いていた。

結局、私から離れる度胸なんてなかった。





ずっとそうして過ごしていくのだと信じて疑わなかった。

だけど、事件は起こった。



高校が始まって2ヶ月。


いつもの様に気だるく高校の門を通ろうとした時、私の携帯電話が鳴り響いた。

携帯をカバンから取り出し、画面を見ると彼のお兄さんからだった。



彼は常日頃から私と居ることが多かったことと、一緒にいなくてもお互いに何処にいるかを把握していることから、私は彼のお兄さん、お姉さん、お母さんと電話番号とアドレスを交換していた。

また彼のお兄さんはよく遊びに連れて行ってくれるので友達感覚の話し方をするほど仲が良く、また何かのお誘いかと思いながら電話にでた。





だけど、電話に出たお兄さんの第一声は衝撃的なものだった。





その内容は

『彼が捕まった』

と、いう内容だった。







私は気が遠のきかけていた。

でもすぐに我を取り戻し、詳しい内容を聞いた。



若気のいたりで、友達とはしゃぎすぎてしまったらしい。



朝方に急に家に警察が来て彼の部屋を調べた後、彼を連れて行ってしまったらしい。

そして私にも連絡をしておいたほうが良いとお兄さんが判断して、彼が連れていかれた直後に私に連絡をくれたようだ。


私は彼のお兄さんに

「今日は体調も良くないし、朝の会が終わったらすぐに家にいくから!」

とだけ言い、電話を切った。




もともとしょっちゅう早退しているし、病院にもかかっているから先生は大して疑いもせずに早退を許してくれた。




私は学校を後にすると、駅へ向かいながら母に連絡をした。

そして、彼の家へと急いだ。



彼の家へ着くと、お母さん、お父さん、お兄さん、お姉さんが皆揃っていた。




彼は詳しい話を聞くためにしばらく留置所に居ることになってしまったらしい。

お母さんが、彼の着替えなどを持っていく準備をしていた。

私は呆然としながら彼の部屋へ向かった。





彼の部屋のドアを開けると、いつもと同じ彼の香り。






・・だけど、部屋の様子はいつもとは似つかなかった。

ベッドのマットはずらされ、クローゼットの中もゴチャゴチャ。


警察に荒らされた跡がそのまま残っていた。





その様子を見て、とても沈んだ気持ちになりながら彼の部屋を片づけた。



部屋を元通りにした後、彼の匂いがするベッドに横になって少しだけ泣いた。

いつもなら隣りにいる彼のことを思い出しながら・・。

早く帰ってきて欲しいと祈りながら・・。



































































だいぶ間が空いてしまいましたね〜・・すみませんでした(> <)読んでくださってありがとうございます♪続きも懲りずに読んで下さると嬉しいです★

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― 新着の感想 ―
[一言] 短すぎる。あと3倍はほしい。それに行間が空きすぎて読みにくい
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