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555字の掌編

あなたはどっちが悪いと思いますか?

作者:

 歴代の彼氏であなたは最悪だった。甘い言葉を私の体に浸透させては、裏切られる日々。次こそはって何度も信じた私がバカなんだろうけど。

 家にいても旅行に行くときも、あなたはスマホゲームばっかりで、まるでこっちを見なかった。せっかくのデートもあなたは興味なさそうにとりあえず私と手を繋ぐだけ。

 そのくせごはんはとても美味しそうに、美しい所作で食べる。この細い体にどうやったらこれだけの量が入るのかいつも不思議でたまらないくらい食べる。そして私を抱くときも、これでもかというほど大切に扱ってくれる。それはもう世界一のお姫様になった気分。シンデレラも顔負けだ。

 だからかな、それ以外は本当に落差が激しくて最悪でしかなかった。誕生日は忘れるし、女の子がいる飲み会で朝帰りするし、定職には就かないし。知ってるよ、あなたがキャバ嬢から言い寄られてるの。縁切るって言ったのに、その後もホテル行ってたでしょ。

 あーあ、本当に最悪。なんであんな人に引っかかったのか。でももっと最悪なのは自分。もし人生やり直すことができたとしても、あなたに出会わないっていう選択肢はないの。私は自分で自分をまた傷付けるの。自ら裏切られるの。

 だってあなたと一緒にいる自分が大好きだもの。誰が見てもかっこいいあなたと一緒にいる私は無敵だから。

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