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1:雨の日は頭痛

 朝起きた時から頭が痛かった。

 風邪だろうと、頓服で出して貰っている葛根湯を飲み下し、ついでに鎮痛剤と胃薬をのむ。

 ここまで頭が痛いと朝食を摂る気にもなれないと、それはスキップする事にした。

 単にいつもよりも寝坊してしまい、作る時間もないと言うのが一番の理由だったりするのだが。

 素早く身支度をして、ポケットを叩きながら確認する。

 ケータイ、定期、鍵、財布──全てある。

 カーテンは閉めっぱなしだ。

 急げ。今日は朝から取引先との会議があるのだ。

 

 マンションの外に出ると、雨が降っていた。なるほど、頭痛はこれのせいか。

 数年前から低気圧頭痛に悩まされている。天気が悪くなると途端に頭が痛くなるのだ。

 「あ……」

 しまった。傘を持って来なかった。

 部屋に戻って傘を取ってくるべきか……いや、この程度なら駅まで走ろう。

 



 その判断が、後に彼の人生を大きく変える──。

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