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決戦! 魔王ヘルバーン!


 俺たちコロポックル先輩救出チームはヘルバーン四天王が支配するフロアを3つ突破した。この扉の向こう側には4つ目のフロアが広がっている。恐らくこのフロアには最強の四天王が待っているだろう。

 俺たちは緊張感を持って4番目のフロアに突入した!

「な、なんだと!」

 俺たちは目の前に広がる光景に絶句した! そこは魔王ヘルバーンの謁見室だったからだ!

「よくぞここまで来たな……コロポックル先輩救出チームよ。しかし、貴様らの快進撃もここまでだ。なぜなら、この魔王ヘルバーンが相手するからだ!」

 眼の前に現れた魔王ヘルバーンは自らの勝利を確信した表情で出迎えたのだ!

「ヘルバーン四天王の最後の一人はどうした! まさか3人揃って四天王なのか!」

「貴様らはシャドルー四天王も知らないのか!」

「何故にストリートファイター2の話を!?」

「なるほど……魔王ヘルバーンこそが四人目の四天王ということですか」

「そういうことだ!」

 魔王ヘルバーンはドヤ顔だ。

「衝撃の真相が判明したところで向かおうか!決戦のバトルフィールドへ!」

 俺たちは魔王ヘルバーンと決着をつけるために、決戦のバトルフィールドに向かった!


◆◆◆◆◆


「ここが決戦のバトルフィールドだ!」

 荘厳な雰囲気が漂う決戦のバトルフィールドに俺たちは立っていた。

「魔王ヘルバーン!いつでもかかって来い!」

「コロポックル先輩救出チームよ……そんなに焦るなよ! 出てこい! リングよ!」

 魔王ヘルバーンの言葉とともにテーブルが競り上がった!

「こっ、これはトイボクシング!」

「御名答……この魔王ヘルバーンとトイボクシングで勝負だ!」

「トイボクシング勝負に勝ってコロポックル先輩を取り戻す!」

 俺と魔王ヘルバーンはトイボクシングを挟んで相対した!

「round1 ready? fight!」

 ウォーッ!俺の連打力が魔王ヘルバーンに通じることを信じて!魂の16連打だ!


◆◆◆◆◆


 俺は魔王ヘルバーンのトイボクシング勝負に勝利した!

「……コロポックル先輩はこちらの部屋にいる」

 魔王ヘルバーンはコロポックル先輩がいる部屋に案内した。俺たちは迷わずに扉を開けた。

「コロポックル先輩!」

「……野田くん、来るのが遅かったね」

 コロポックル先輩はテレビを見ながらポテチをもぐもぐと食べていた。

「コロポックル先輩……無事だったんですね」

 俺はコロポックル先輩が無事ですごく安心した。

「野田さん……帰ったら祝勝会です」

「そうだ……コロポックル先輩の救出を盛大に祝うぞ!」

 俺たちの冒険はこれからだ!


◆◆◆◆◆


「どうして祝勝会にヘルバーン四天王が来てるんだ?」

 俺たちコロポックル先輩救出記念の祝勝会をススキノの居酒屋で行っていたがそこにヘルバーン四天王の3人が一緒にやってきたのだ。

「魔王ヘルバーン様に許可をもらったんだ」

 そう笑いながらハイボールを飲むドリアード。その横ではミノタウロスがビールをピッチャーで飲んでいた。少しぐらいは遠慮しろ。スフィンクスは黙々と枝豆を食べていた。

「まったく食べた分はちゃんと払ってもらうからな」

 俺はため息をつきながらお酒を飲んで陽気に笑うコロポックル先輩を見て、まぁたまにはいいかと思うのだった。

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