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プロローグ

 万物は流転する。

それは魂でさえも。


 かの相対性理論では全ての物体は止まることなく動いているらしい。

僕らの住んでいる惑星ちきゅうでさえも。

惑星は恒星たいようの周りを動いている。

衛星つきは惑星の周りを動いている。

では動いてないように見える恒星はと言うと実は銀河の中心を基軸として動いているのだ。

また銀河はと言うと宇宙の中心を基軸として動いている。

ちなみにここで言う動いているというのは周回していると言うこと。

万物の全ては常に動いているのだ。


 それは魂ですら同じ。

輪廻転生と言う言葉を知っているだろうか。

肉体は死してもまた新たな肉体を求め生まれ変わる。

俺たちはそれを繰り返しているのだ。


 そしてここで一番大事なのは記憶がリセットされると言うこと。

生まれ変わる度に前世の記憶を持っていたらやりにくくてしょうがない。

そして人生を何度もやり直す。

これは修行なのだ。

神様になるための。

だから生まれ変わる度に記憶がリセットされる。

普通は。


 でも俺は違った。

なぜかいつの頃からか俺は前世の記憶を持つようになった。

神様っぽい奴が言うには俺は他の奴らとレベルが違うらしい。

少し偉いのだとか。


 こう見えて俺は元不良だ。

と言っても魂の姿ではよく分からないだろうが。

残っている一番古い記憶では喧嘩に溢れている人生を送った。

そんな俺が未だに少しだけ神様に近い存在だと言うことは信じられない。


 と言っても1億回世界を救わなければ神様になれないのだそう。

まだまだ俺は修行の半ばだ。


 さて、俺はこれからどういった人生ものがたりを紡ぐのだろうか。



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