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詩文

黒死蝶 At the last moment

作者: 夢渡 新羅

必要のないと思っていた人間性が

自分の身体の何処にも無いと思っていた人間性が

在るじゃないか ここに

まだ在るじゃないか ただただ忘れていただけだったんだ


嬉しいと思える

憎いと思える

哀しいと思える

楽しいと思える

自分の感情


取り戻すのでは無い

最初からここに在ったのだ


だから俺がこれからする事は

恐らくは 愚かしい事なのだろう

嘆かわしい事なのだろう


機械では無い

人としての心をやっと取り戻したのと言うのに


全く以って馬鹿な奴だと

罵られる事になるのかも知れない


だが それでも良い

むしろそれだからこそ良いのだ


そうして静かに視線を定める

黒煙と閃光が交わる戦場へと


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