犬と子猫
ある日、犬は町をさまよっていました。
と、犬は子猫を見つけました。
その子猫は母親と離れてしまい、道端でとても弱っていました。
その姿を見て犬は、その子猫をつれて帰りました。
犬は、子猫と町をさまよいました。
食べ物は見つかれば運のいい方。そんな生活が続きました。
優しい犬は採ってきた食べ物をなるべく子猫に与えました。
そのおかげで、子猫はだんだんと元気になっていきました。そして犬はだんだんと弱っていきました。
しかし犬はとても嬉しそうでした。
そしてある日、犬は動かなくなりました。
子猫は猫になっていました。
猫は犬に墓を作ってやりました。
猫は自分で食べ物を採ってこなくてはならなくなりました。
しかし、猫はとりかたを知りませんでした。
猫はだんだんと弱っていきました。
そしてある日、猫は思いました。
犬が死んでしまったのは、自分の所為だと。
ある日、猫は町をさまよっていました。
と、猫は子犬を見つけました。
子犬は飼い主に捨てられ、弱っていました。
猫は戸惑いました。
目の前の子犬と犬の面影が重なり、そしてかつての幼かった自分と重なりました。
気が付くと猫は子犬を加えていました。
子犬は嬉しそうに、安心したように、鳴きました。