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きまぐれエッセイ集

怠惰な読者から勤勉な作者様への感謝の言葉

掲載日:2026/05/09

 おそらく多くの方ははじめましてでしょう。ペンギンの下僕と申します。気軽にペンゲボとお呼びください。


 ネット小説というのは、実に変遷と衰勢の激しい世界でございます。ふとその作品から離れたらエタっていたり、なんてことは珍しい話ではありません。


 特に発信力、拡散力もない一読み手として何か少しでも作者様の力になれることはなんだろうかと思った時、自分の結論は「読めたら読めたところまででも感想を書くこと」でした。


 無理に感想を書いている、という話ではありません。その作品の面白さや感動を言語化するのが下手な私にとって、言葉選びに頭を悩ませることはありますが、決して義務感で書いているわけではないのです。


 評価やブックマークは1回しか押せません。身も蓋もない話をしてしまえば、なろうだと最大でも12ptです。

 ですが感想は何度でも書けるのです。ならば好きな作品にはたくさん感想を書いたほうがお得だ、とも思っています。


 しかし自分は元来が怠け者で、およそ毎日コツコツみたいなものが何よりも苦手なタイプです。好きな作品があっても常に最前線ではないような薄情な読者なのです。



 自分は以前、別のアカウントで執筆をしていたことがありました。その時に大好きな作品があったのですが、アカウントを消したのと同時、数年単位でその作品からも遠のいていたのです。

 そして今のアカウントで活動を再会した時、ふとその作品を探してみると、その作者様は変わらず創作活動を続けておられ、今や総話数は1000を超えています。


 その作者様が何を求めて活動を続けて来られたか。それは私ごときが語るような、推察さえ述べるようなことではありません。

 ただしその時の私は、薄情は承知の上で、その作品が続いていることが純粋に嬉しかったのです。ふと故郷に帰った時に行きつけだった店が変わらぬ味を提供してくれていたような感動を覚えたのです。



 もちろん、現実というのは厳しいものです。

 創作活動に限らず、手応えのない活動というのは辛く厳しいです。その苦しさから投げ出し――創作活動的に言うなら、エタってしまったとして、少しでも離れてしまった者にそれを非難する資格はないと思っています。


 そうと分かっていても、怠惰な自分は、好きな作品、作者様に対して常に最前線ではいられない。書きながら自己嫌悪が襲いかかってきます。

 自分が今日も読者ライフを楽しめているのは、作者様の弛まぬ努力のおかげなのです。


 と、ここまで大きな言葉を並べると「一読者ごときが思い上がるな」と思われるかもしれません。

 ですが、ことインターネット小説の世界においては、一読者の反応が書き手の心を支えるということもあると私は思っています。


 少なくとも私は、この一年、どうにか定期更新を続けてきましたが、それを出来た心の支えの多くは、まだ始めて一月くらいの頃から、更新すれば24時間以内(これはなろうに履歴が残らないが故の、私の観測タイミングの問題です)に、必ず最新話にリアクションを下さっている読者様の存在があったからこそなのです。

 自分の尺度を世界の真理のように語るのは傲慢とは自覚していますが、それでも――最前線にいる読者様の存在というのは、書き手にとってとても大きな存在であり、執筆の活力なのです。



 だからこそ私は、そういう存在になれておらず、それでも、作者様が執筆を続けておられることを、作者様と、常に最前線におられるファンの方々に感謝せずにはいられないのです。




 駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
こんにちは。 >「読めたら読めたところまででも感想を書くこと」 これ、とても大事です。 途中で、読むことを止めてもいいです。 合わなかったのでしょう。 でも、「どこで止めたのか」それが知りたい。 失…
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