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「顕房、娘中宮賢子を速記の字尾のごとく相すること」速記談6057

作者: 成城速記部

 右大臣源顕房公が、娘でいらっしゃる中宮賢子のもとへ参られ、退出なさるとき、北の方に、悲しいことだが、中宮は、あと一、二年のうちにお隠れになるだろう、とおっしゃった。北の方は、縁起でもない、どうしてそういうことをおっしゃるのですか。そんな様子は全くないのに、とおっしゃったので、顕房公は、姿は美しくても、生気が見えないのだ。速記文字の字尾がかすれていくようなものだ。ことしはともかく、来年を越えることはできないだろうとおっしゃった。果たしてそのとおりになった。



教訓:人の運命が見えてしまうというのは、場合によってはつらいことである。一方で、速記において、次の言葉が何かがあらかじめ見えれば、大変便利である。

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