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鳥の知らせ

誰かが遠くで鳴いている。めちゃくちゃ眠い…、あの後そのまま寝ちゃったのか。

バサバサバサ…!

ん?うたさん?

ベッドから飛び起きて居間に向かうと、暗闇の中で飛び立とうとして籠の側面にぶつかり、籠の底でとさかを立て、細くなって羽を少し持ち上げているうたさんがいた。

「え!大丈夫??どしたの!?びっくりしちゃった?大丈夫大丈夫!なんもないよ~」

うたさんがパニックを起こすなんて珍しい、3年前、居間の布団で寝てるときに間違ってうたさんの籠を蹴ってしまって揺らしたときが最後だ。地震でもあったのかな?寝てて気づかなかった…。

念のため、籠の外からうたさんの全身を確認したが、怪我はなくてホッとした。

前は羽に血がついていたり、鼻のろう膜が傷ついて血が出てしまったりしたことがあったから、ほんとに心配だった。

籠を見ると、うたさんは落ち着いたみたいで、籠の底から側面を梯子みたいに登り、お気に入りの止まり木に戻ってジッとしている。

もちゃんを見ると、大好きなふわふわの四角いピンクのバードテントでゆっくりしていた。

よかったよかった、二羽とも大丈夫そう。

キちゃんは見えないけど、巣の中で休んでるんだろうな。念のため籠の扉を開けて、平たいお菓子の空き箱が山型に置かれているキちゃんの巣を少し上に傾けて覗いてみたら、紙を細く切って作ったふかふかの巣の床の中の、かわいいまん丸の瞳と目が合った。どうやら元気らしい。キちゃんの巣は小さく、にんげんは片手しか入れないので、片手だけお邪魔してちょっとキちゃんを撫でてご挨拶をしておいた。キちゃんはいつも通り大歓迎で、わたしの指をつついて毛繕いしてくれた。優しすぎる。

「キちゃん!ありがとう。おやすみ~」

挨拶して、籠の扉を閉めて電気を消して寝室に戻った。

ふう。明日休みでよかった~、目覚ましは…、かけなくていいよな?

スマホの目覚ましを確認したが、目覚ましはかかっていなかった。よしよし。間違えて平日と同じ時間に目覚ましで起きちゃったらやだもんね。スマホの電波のところをちらりと見ると、なんかwifiの表示も切れてるし、電波もない?こんなこと今までなかったのにおかしいけど…、もう眠いからまた明日直そう。機内モードにしちゃったのかも…。


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