同居二日目、朝ごはん。
おはようございます。
自宅では遮光カーテンだったんですが、この部屋はレースのピンクのカーテンなので朝っぱらから目が痛いです。
光と色相のダブルパンチです。
誰の趣味だ本当に・・・
もそもそと起き上がり着替えをすませリビングへと向かう。
一日の初めと言えば朝ごはん。
隊長は料理なんて出来そうに無いので私の担当です。
隊長は出来るとおっしゃっていたんですが、野営ではとても豪快な腕前を見せてくれやがったので私がする事になりました。
・・・困った事に朝ごはんのメニューがわからない。
オーソドックスにパンでも用意すればいいのかどうなのか。
自分で作っていたせいかこちらの食べ物の作り方がわからないし材料がない。
なんていうことでしょう。
まぁ隊長は何でも食べるので文句は言わないでしょう。
むしろ言うな。
一通り作り終わりそろそろ呼びにいこうかなと思っていたときに部屋から隊長が出てきた。
新聞は今日から届けられる手はずになっていてそれを取ってきてから来たようです。
コーヒーは?と聞かれいただきますと言うと作り始めた。
なんだこのナチュラルさは・・・・
全然求めていない方向に進んでいるんですが。
コップはお揃いの夫婦カップのようなものでしたが、なんかもういいや。
新聞を読み進める隊長の前に出来上がった料理を置き、食事開始です。
食事のお祈りをするのは軍内では普通なので隊長の言葉に続けて腕を組み、
食べ物を司る女神に感謝を言ってから食べ始めました。
私の国では違ったやり方なんですがそこらへんは色々あるんです。
「美味いな。」
「ありがとうございます。」
笑った!?
隊長が笑いました!!
二日目にして笑った!?
初めてみたよ!!
まだ起きてから一時間しか立ってないのに!?
デレるの早いよ!!
驚きで凄い顔になりそうですが、耐えろ私の表情筋。
今日はまだまだ試練があるんだぞ。
ファイト私。
これから買出しにいかなくてはいけないのですから・・・
次の日に強制で有給を取らせ馴れないまま買出しにいかせるとか鬼だろうと私は本当に思います。